2012年8月31日金曜日

Live @ Big Egg 1st Night

もう、8月も終わりですね、早いのなんのって・・・。



「Live @ Big Egg 1st Night」  2CD  録音:AUD/A+

Disc 1
1, I Want To Tell You
2, Old Brown Shoe
3, Tax Man
4, Give Me Love
5, If I Need Someone
6, Something
7, What Is Life
8, Dark Horse
9, Piggies
10, Pretending
11, Old Love
12, Badge
13, Wonderful Tonight

Disc 2
1, Got My Mind Set On You
2, Cloud Nine
3, Here Comes The Sun
4, My Sweet Lord
5, All Those Years Ago
6, Cheer Down
7, Devil's Radio
8, Isn't It A Pity
9, While My Guitar Gently Weeps
10, Roll Over Beethoven


1991年のジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンによる奇跡のジョイント・ツアーがここ日本だけで12公演行われました。ロックファンなら誰でも一度は耳にした事がある超大物2名が一度に来日するとあって、とても話題を呼んだようです。特にジョージに至っては、来日公演をするのは1966年のビートルズ来日以来!そもそもツアー自体に出るのも17年ぶりだったようです。


そんな歴史的来日公演のうち、10公演目の東京ドーム公演初日をオーディエンス録音で完全収録したブートが今回ご紹介するタイトルになります。
ライブをこなして慣れてきたせいか、ジョージ本人も来日公演序盤に見られた緊張感が無くなり、MCも「ドウモアリガトウ〜!」など日本語MCを連発していていくぶんリラックスしている様子がうかがえます。ただ、Taxmanをプレイする前のMCで「次はビートルズのRubber SoulからTaxmanだ!」と言っているのは、考えにくいですが単なる勘違いなのか、それともかつて「Revolverは僕の中ではRubber Soulの続編なんだ。」と発言していたジョージ個人の考え方によるものなのでしょうかね?


セットリストも豪華です。ビートルズ時代を含めた彼の全キャリアの中から選曲がなされており、途中に数曲クラプトンの曲を入れるというサンドイッチ形式になっています。もちろんクラプトン曲のボーカルはクラプトン本人です。二人の曲を一度に聴けるとあって、お得感もありますねww
さらに、セットリストに含まれるビートルズ曲も、ちょっとマイナーな曲から有名曲までバランスよく配置してあって、好感が持てます。


聴き所は、いろいろありますが、終盤のWhile My Guitar Gently WeepsとRoll Over Beethovenの2曲はやっぱりかなり熱いです。前者はビートルズの録音時からクラプトンがギターを担当した歴史的名曲ですし、後者はこの日14分近い演奏になっていて、各楽器のソロやオーディエンスへのコール&レスポンスなどもあったりして盛り上がりがハンパないです。あと、個人的にはソロアルバム「All Things Must Pass」の収録曲が聴けるのが嬉しいですねぇ〜。


音質も、1991年という年代と東京ドームという劣悪な音響環境を考えれば、かなり良い録音であると言えます。たまにオーディエンスの歓声に演奏が埋もれて聴こえる事がありますが、全編を通して良好な音質です。Here Comes The Sunなどのアコースティックな曲の録音は絶品です。


この日は、来日ツアーの中でもトップクラスの演奏だったと言う人もいるほどで、パフォーマンス、そして音質共に良好なこのブートは非常にオススメです。オフィシャルで出ている来日公演のCDは、クラプトンの曲をばっさりカットしていますし、Roll Over Beethovenの間奏も一部カットしてあるので、やっぱ物足りなさがあります。
あと、CD-RではなくてきちんとプレスCDになっているのもデカいですね^^


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