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2014年3月31日月曜日

Live At Yokohama Arena, Kanagawa, Japan 2014-03-25

去る3/25、Beady Eyeが来日ツアーを開始し、2012年のフジロック出演以来、横浜アリーナで2年ぶりとなる来日公演を行いました。

で、びっくりしたのはその数日後。早くもネットに同公演の音源がアップされていました。驚きです。職人の仕事の早さですね笑
今回の来日公演はいくつか注目ポイントがありましたので、それも合わせてご紹介したいと思います。現在自分は留学中ですから、今回の来日ツアーを見に行くことができませんでした。なので雰囲気だけでもこの音源で味わえればと思いましたが、結論から言うとかなり満足です。では。レビュー開始!!!↓↓


・Live At Yokohama Arena, Kanagawa, Japan 2014-03-25  録音:AUD/A

1, Introduction (White Smoke)
2, Flick Of The Finger
3, Face The Crowd
4, Four Letter Word
5, Soul Love
6, Second Bite Of The Apple
7, Iz Rite
8, Shine A Light
9, Live Forever
10, The World's Not Set In Stone
11, I'm Just Saying
12, Soon Come Tomorrow
13, Champagne Supernova
14, The Roller
15, Start Anew
16, Bring The Light
17, Wigwam
18, Encore (Dreaming Of Some Space)
19, Gimme Shelter


まずセトリを見てもらえばわかるように、oasis時代の曲から2曲演奏されいるのですが、なんとそれがLive ForeverとChampagne Supernova!しかもLive Foreverは以前The Charlatansのジョン・ブルックス追悼のチャリティーライブで披露したアレンジとは異なっています。クリスのドラムなども入ってよりバンド然としたアレンジです。簡単に言えば、oasis時代のLive Foreverの2ndギターのパートをアコギに変えただけ。そんな感じです。同じ曲でも印象がずいぶん変わるから面白いですね^^

そして次にChampagne Supernovaなのですが、これはyoutubeに上がっている同公演の動画を見ていただければわかりますが、雰囲気がすごく良いんですよ。演奏のアレンジはoasis時代とほぼ一緒のアレンジです。アンディがノエルのパートを弾いているのですが、ソロパートも含め、フレーズもほぼ完コピです笑
違いといえば、アンディの使っているディレイエフェクターがTime Factorという高性能デジタルディレイなこともあるせいか、ノエルよりもほんの少しだけ音色がデジタルっぽいですね。けどこれは批判してるわけじゃなくて、より鮮明な音色になっていて、ギタリストとしての違いを感じられて良いですね。

次にセトリのメインとなっている2ndアルバム『BE』の演奏について。以前このアルバム自体については以前こちらでご紹介しましたが、一見ちょっと地味な印象のスタジオ盤と打って変わって、ライブではどえらい迫力に変貌しますね。すごいです。特にSoul Love, Second Bite Of The Apple, Shine A Light, Start Anewなどの空間系エフェクターが活躍する楽曲では、その迫力が増しますね。会場の空気も一変させるような。圧倒的です。留学中の身で、今回の来日ツアーに参戦できなかった自分もこれらの曲を音源として聴いているだけでも圧倒されましたね。すばらしい。

次に音質についてです。音源の最も重要な部分の一つですね笑
基本的に音は低音もしっかりとれてますし、クリアだと思います。音割れもありません。ただoasisからの曲、とくにChampagne Supernovaでは、やはり大合唱が起きていて、左チャンネルから聞こえる男性ファンの声が時々耳障りかもしれないです苦笑
観客のチャットが少し耳につくという点でA+ではなくAという評価にしました。おそらくXAVELなどの業者が後々今回のツアー音源をリリースするでしょうが、彼らは独自の音源を使うでしょうから、こういう問題がない別音源をしっかりリリースしてくれるでしょう。まぁ今回ご紹介するのはネット音源ですし、多くは言うもんでもないでしょう笑

バンド自体の調子も良いと思います。リアムの声はツアー開始前のアコースティックライブ時に比べれば流石に疲れがありますが、昨年夏頃のIbiza Rocksフェスや、T In The Parkフェスでのひどい声から比べれば何倍も良いです。ガラ声ではあるものの、声も伸びています。「やればできる子」リアムという感じです笑
その他のバンドメンバーの演奏も悪く無いと思います。もともと演奏力のあるメンバーが集まっていますから、出来の善し悪しは大部分リアムにかかっている面が大きいですね笑


というわけでトータルで見れば自分は結構満足した音源です。全然客が入っていなかったとか、マネジメント側の会場での仕切りが意味不明だったとか色々あったみたいですが、本編の演奏そのものは非常に良いものであったことが音源からも伝わってきます。
昨年リリースの2ndアルバムはセールス的にも落ち込むわ、リアムは浮気がバレて離婚沙汰になるわ、ゲムは頭蓋骨骨折するわなど、不運に見舞われた2013年でしたが、2014年が彼らにとって充実した年になることを願わずにはいられませんね。がんばれBeady Eye!!!
最後に当日のChampagne Supernovaの演奏を会場のファンが撮影した動画をyoutubeから貼っておきます。バックスクリーンの映像効果がかなり綺麗です。


2013年6月23日日曜日

Beady Eyeニューアルバム、『BE』全曲レビュー!

はい、お久しぶりです。どうやら今回の記事でこのブログ100件目の記事みたいです。更新もサボりがちなこのブログですがこれからも細々と頑張って行きたいと思います笑


というわけで今回は、先日6/5に発売されたBeady Eyeの2ndアルバム『BE』の全曲レビューなんぞやってみたいと思います。


・Beady Eye - 『BE』  発売日:2013年6月10日(日本盤は6月5日に先行発売)
・個人的評価:69/100点
 ・収録曲:
1, Flick Of The Finger
2, Soul Love
3, Face The Crowd
4, Second Bite of The Apple
5, Soon Come Tomorrow
6, Iz Rite
7, I'm Just Saying
8, Don't Brother Me
9, Shine A Light
10, Ballroom Figured
11, Start Anew
・・・以下日本盤ボーナストラック・・・
12, Dreaming of Some Space
13, The World's Not Set in Stone
14, Back After The Break
15, Off At The Next Exit
16, Girls in Uniform
17, Evil Eye


まず、全体を通して聴いた感想から。各所で言われていることですが、まずやっぱりリアムのボーカルが暖かいというかリアル。前作『Different Gear, Still Speeding』では、リアムのボーカルにディレイ処理や荒めのフィルター処理などをわざと施したりするなど、リアムのボーカルを際立たせるためにいろいろなエフェクトが加えられていました。実際のライブでも過剰とも言えるほどのディレイとリヴァーブ処理が施されており、自分が参加した来日公演では、ライブ自体は大変素晴らしかったものの、一部でそれが賛否両論となっていました。それに比べて今作はボーカルに対するエフェクト処理が最低限。ヘッドホンなどで聴くと耳元でリアムが歌っているように思えるくらい、リアムのボーカルが近くて生っぽく感じられます。メンバーも雑誌のインタビューで意図的にそういう処理にしたと言っていたので、この判断はなかなか良いと思います。
次に曲の全体的な印象。はっきり冒頭で言ってしまえば、地味な曲が多い。前作よりもポップさは控えめです。よく言えば大人なサウンド、悪く言えば中途半端に感じられます。 これはリアムの曲にありがちですが、もっと上がりきってはじけてほしい所ではじけない、サビに持っていけば気持ちいいだろうにというところで持っていかない。逆に曲がそろそろ終わるかなという所で新たなフレーズが始まって、それ自体は冒険的で大変素晴らしい所なのですが、特に新しいフレーズが出てくる訳でもなく、延々と同じ旋律がSEのように流れ続けて終わりというのもあります。今作を表現する時によく使われている「宇宙的」なサウンドはたしかにそこで感じられます。そういう初期〜中期のPink Floydを意識したんだろうなぁというようなサウンドが出てきたりしますが、決定的な違いはここ。長い旋律を出すにしてもPink Floydに比べてやはり展開が上手くない。聴いてて「何か来るかな!?」というとこで特に何も起きず、肩すかしになってしまいがち。

 
冒頭からちょっと厳しめなこと書きましたが、次に個別の曲を見ていきたいと思います。
まず1曲目のFlick Of The Fingerから。今作の中では一番最初に発表された曲ですね。力強いブラスと一定のリズムを重く刻み続けるドラム、そして最後に流れる人のナレーションが印象的な曲です。これを何回も聴いて思ったことは「1曲目として素晴らしい。しかし、1曲目以外の箇所にこの曲が来たらちょっと・・・」ということですかね。この曲を聴いてoasis時代のアルバム『Dig Out Your Soul』の1曲目Bag It Upを思い出したのですが、あれは途中の展開含め、アルバムを始める1曲目としてまさに最高です。ワクワクします。そしてあれ単体でも良い曲だと思います。しかし、Flick Of The Fingerはリアムのボーカルメロディーに展開がなく、同じフレーズを繰り返してるだけなので、単体であれだけ聴かせて絶賛できるかというとそうでもない。ブラスの迫力でもっている曲な気がしました。先日始まったツアーでもセットリストの1曲目に置かれているようでそこに配置した判断は正しいかと。ライブアレンジでは迫力が3割増くらいになる曲なので、生で聴くのが楽しみです。

次に2曲目Soul Love。個人的に今作の中で気に入っている曲の一つです。冒頭から始まる下降フレーズと曲全体を包む不安定に浮いたようなキーボードがダークな印象を形作っています。『宇宙的』な印象はこの曲から始まる感じです。こういう曲はoasis時代からあるようでなかった曲なので何回も繰り返して聴いちゃいます。曲の中盤と最後に流れる、SEとグロッケン(鉄琴)、そして暗い底の方から聴こえるような空間系のエフェクトを入れたギターフレーズ達が混じりあった感じが最高です。

3曲目のFace The Crowd。途中のワウペダルを使用した激しいギターソロ含めて、かなりロックしていてかっこいい曲です。ちょっとラリったようなリフが気持ちいいです。サウンドはoasis時代のI Believe In Allの延長路線な印象ですが、クオリティはそれより良いです。ライブで聴いたら盛り上がれるだろうなぁと容易に想像がつきます。
ただ、ひとつ言うなら、2曲目のSoul Loveがせっかく創りあげたダークな空気感を一瞬で派手に壊しちゃってるのが何かなぁという感じです。この次に控えているSecond Bite Of The Appleが空気感を大事にした始まり方をしているので、余計うーん・・・という感じです。場所がもったいないかなぁ・・・。

 4曲目のSecond Bite Of The Appleは今作では2つめに発表された曲。Flick Of The Fingerのようなブラスを主体にした重いサウンドですが、リアムのボーカルフレーズを中心にメロディーがより洗練されていて、展開もちょっと暗めの始まり方からサビでブラスを中心にぶち上げていくので、Flick Of The Fingerに比べてよく練られていると思います。個人的にはシングルということもあって大好きな曲ですね。テレビ番組とかでも早速よく演奏していますね。実際、曲の展開がはっきりしているので、シングル向きで、oasisっぽくないサウンドでキャッチーな楽曲を作ることに成功しています。

5曲目はSoom Come Tomorrowは前曲の余韻を残したまま静かにアコギから始まるバラード曲。しかし、いかんせんメロディーが単調かなぁという気が。曲の後半に控えるエモーショナルなギターソロ以降はかなり雰囲気も良いのですが、前半部分がなぁ・・・。このギターソロからの展開がとにかく曲の核になっていて、極論を言ってしまえばそれのためだけにあるような曲のような印象を受けました。

6曲目はIz Rite。個人的に全曲中最も「oasisっぽい」楽曲です。90年代ブリットポップを彷彿とさせるポップなメロディーが特徴です。リアムのボーカルも他のメンバーのコーラスも爽やかで、夏とかにぴったりな感じです。この曲こそシングルで出すべきだったという声もあるくらい、世間的評判も良いようです(それじゃあBeady Eyeのサウンドがoasisと差別化できないけど笑)。サビのキーが少し高くなるが、ライブでリアムが頑張れるか期待します笑

7曲目はI'm Just Saying。これも前曲に続き90年代のoasisっぽいサウンド。メロディアスなロック曲です。アンディがインタビューで「Morning Gloryみたいな曲を期待する人達へのプレゼント」と言っていましたが、サウンドやメロディー的にはMorning GloryよりかはむしろHelloとかに近いかなぁと思いました。正直Iz RiteとI'm Just Sayingがなければ、アルバムがかなり中だるみしてそうなので、これらの楽曲が収録されたのは良いことかと。この曲も評判が良いのでライブでの生演奏がとても楽しみです。

8曲目はDon't Brother Me。タイトルが発表時から「ノエルに向けて書かれた歌ではないか」とか話題になっていました。曲自体はベースフレーズが印象的なバラードで、ちょっとだけ暗めというか切ない感じのボーカルメロディーが主体になっています。後ろで鳴っているキーボードやSE、テープの逆回転がSoul Loveなどに見られる「宇宙的」サウンドをまたしても作っており、アルバムの雰囲気作りに一役買っています。 曲の後半からはリアムのボーカルが終わって、それまで後ろにいた宇宙サウンドが前に出てくるインストになります。そこには『神秘』をリリースした頃のPink Floydっぽさも感じられます。さらにシタールも加わり、よりサイケデリックなサウンドになっていくのですが、ここの展開が正直ちょっと単調。特に何もなく同じフレーズを繰り返すだけで終わり。せっかく良い感じのサウンドを作り上げているんだから、もっと展開させても良いのになと感じました。曲自体はシンプルながら悪くないと思うのでここは非常に残念です。

9曲目はShine A Light。全くサウンドは違いますが、ストーンズとかにも同名の楽曲ありますね笑 早めのストロークを見せるアコギと独特のリズムを取るドラムが印象的な楽曲です。ちょっとサウンドが3曲目のFace The Crowdに似てますが、途中からはピアノやメロトロンが加わってゲムやアンディのコーラスと共に楽曲がサイケになっていきます。ライブでこれをどうアレンジしてくるか楽しみな一曲です。ボーカルのフレーズはシンプルなのですが、楽器隊の音やリズムが聴いていて飽きないように工夫されています。『Don't Believe The Truth』以降のoasisのサウンドに通ずるものを感じます。

10曲目はBallroom Figured。うーん、正直この曲が全楽曲中最も印象が薄い。ひたすらアコギ一本に対してリアムが歌っている感じ。リアムが楽曲デモをアコギ一本で録っているのをそのまま収録した感じ。アコギ一本なので、特に興味深いエフェクトが聴ける訳でもありません。アコギ一本で歌わせるなら、ノエルの独壇場なだけに余計比べてしまいます。ロックスターとしてのリアムはこの曲にはどこにもいません。ボーカルも単調。ボーナストラックの方により出来が良い曲があるので、この曲のアルバムへの収録意義がますます疑問です。

11曲目、アルバムラストを飾るのはStart Anew。一個前の曲の出来が正直?だけにちょっと不安でしたが、アルバムはこの曲で持ち直しています。 最初はアコギとキーボードに支えられてシンプルにリアムが歌いだすのですが、途中からストリングスやSE、空間系エフェクターを効かせたギターなどが加わってだんだん壮大になっていきます。アルバムラストの曲中構成が「地味→壮大」という流れになっているのは、前作に引き続き、もはや恒例な感じ。特徴的なサビがある訳でもないですが、曲を構成するサウンドが良いのでアルバムの〆にはぴったりかと思います。ライブ本番ではさらに化けてほしいですね。


というわけでアルバム本編の各楽曲の個人的レビューはここまで。 ボーナストラックのレビューはまた後日。各楽曲の基本はアコギなどシンプルですが、その上にSEやストリング、キーボードが乗っかっている感じです。Beady Eye初めて聴く人にお勧めするなら1stのほうが良いかなぁという感じですが、oasisとは違うサウンドを目指すという姿勢は1st以上に感じられます。この路線で曲のクオリティがもっと上がればさらに良いかと。ツアーが先日始まったので、セトリに大量に入れられている今作の曲がライブを何回も経ることでどんどん化けてくれることを期待します。



2012年1月2日月曜日

2011年Beady Eye 1st World Tour音源総括

はい、というわけで2012年です!明けましておめでとうございます!
今回は新年一発目ということで、昨年末で最初の世界ツアーを終えたBeady Eyeのライブ音源を総括していきたいと思います。長くなりますが、ご容赦下さい。


まず、Beady Eyeの世界ツアーにおけるセットリストは、基本的に大きく3つに分けることが出来ました。まず、ツアー開始当初のセットリストはこちら↓。

1. Four Letter Word
2. Beatles And Stones
3. Millionaire
4. For Anyone
5. The Roller
6. Wind Up Dream
7. Bring The Light
8. Standing On The Edge Of The Noise
9. Kill For A Dream
10. Three Ring Circus
11. Man of Misery
12. The Beat Goes On
13. The Morning Son
14. Sons Of The Stage


この14曲からBeady Eyeの記念すべき初の世界ツアーがスタートしたわけです。後にオフィシャルでパリ公演がDVD化されたものの、この初期のライブ音源としておすすめなのが、3月9日のロンドン公演です。リアムの声が本当に最高で、なにより素晴らしい音質のAUD音源です。


しかし、決して1曲1曲の長さが長くない彼らの持ち曲の中から、さらに数曲削って14曲を演奏するというのは、さすがに短いと感じたのか、3月25日のロイヤル・アルバート・ホールで開催された、The Whoのロジャー・ダルトリー主催による小児がんの子供達を支援するチャリティーライブ、Teenage Cancer Trustに出演した際、4曲目にTwo Of A Kindが、さらにラスト曲Sons Of The Stageの一つ前にWigwamが加えられました。以後はこの2曲を加えた計16曲で世界ツアーが進められます。この日の音源は数種類存在し、音質が悪いものもあるのですが、Beady Eyeのメンバーの誰かのIEM音源と会場のAUD音源をミックスしたマトリックス音源は、適度なホールエコーもあり、音質の良い「まともな」マトリックス音源と言えるでしょう。リアムの声の調子は、やや疲れた感じもありますが、気合いも入っており、高音域もきちんと歌えていますし、初披露されたWigwamでのシャウトは、鳥肌ものです!僕はこの日の音源はなかなか好きです。

ちなみにこの3日前の22日にBeady Eyeはブリュッセル公演を行っているのですが、この日は、リアムが風邪を引いていた為にのどの調子が悪く、高音域を歌うことになるFor Anyoneが一時的にセットリストから外れ、その代わりにTwo Of A Kindをプレイするという変則的なものとなっています。なので、Two Of A Kindが「初めてプレイされた」という点で言えば、ブリュッセル公演と言えます。前述のように、リアムの声の調子は良くありませんが、音質は非常に安定したAUD音源が残されています。


そして、日本人なら忘れることが出来ないのが、4月3日に彼らが主催した東日本大震災でのチャリティーギグでしょう!ポール・ウェラーやプライマル・スクリームなどのお仲間を集めて、すぐに計画を行動に移してくれたリアム達には、ただただ感謝の念しかありません。2000万円がこのたった1晩で集まり、日本赤十字社に寄付されたようです。
そんな印象的なこの日のチャリティーギグですが、XFMというロンドンのラジオ局が生中継で全出演アーティストのライブを放送しました。そのため、Beady Eyeのライブも高音質SBD音源として残っています。
そしてなんと言っても忘れられないのが、The Beatlesの名曲、Across The Universeのサプライズカバーでしょう!!!日本の為にここまでしてくれるなんて嬉しいですね!

とはいえ このライブ、このように素晴らしい点がいくつもあるのですが、同時に欠点もあります。
まず、リアムの調子が致命的に悪い。今までの喉の調子がoasis末期とは比べ物にならないほど好調だっただけに残念です。
次に楽器やボーカルのミックスが少々悪いことがあげられます。特にBeatles And Stonesでは、ピアノが全く聞こえず、途中にある短いピアノソロのような部分が完全に空白になってしまっています。また、ゲムのコーラスが大きめに、アンディのコーラスがかなり小さめに収録されています。そのため、ゲムのコーラスが時々音程を外してしまっているのが分かってしまいます。
最後にまたリアムなのですが、肝心のAcross The Universeの歌詞がボロボロ。声が悪い為に高音が歌えないばかりか、歌詞をかなり間違えて歌っちゃってます。これは痛い。
このような3つの欠点の為に、記念碑的なライブではあるものの、ライブ自体の内容はそこまで高いとは言いがたいです。


この後のツアーは、夏の各地のフェス出演(サマソニ含む)に突入し、フェス専用にセットリストの短縮が行われます。また、リアムの喉のことを考慮して、For Anyoneのキーが半音ほど下げられました(フェス用のセットリストではそもそもカット)。そのため、少々物足りないセットリストにはなってしまったんですが、テレビ中継のおかげで高音質なSBD音源がいくつか残されています。その中でもおすすめは、6月12日のIsle Of Wight Festival、7月16日のMelt Festival, そして8月13日のサマソニです。ワイト島は、中継ラジオストリーム放送のSBD音源、Melt Festivalもテレビ放送からのSBD音源で、サマソニは、XAVELによる高音質AUD音源です。サマソニは少々声が疲れてはいますが、基本的にはどれもリアムの調子が良く、声も出ています。そしてバンドの演奏もこなれてきてリラックスした感じが伺えます。特にワイト島での演奏は、今ツアー3本の指に入る名演と言えるほど、リアムの声とバンドの気合いがかみ合っています。
欠点をあげるとすれば、Melt Festivalは、序盤のみ各楽器のミックスが不安定なことでしょうか。また、ワイト島は、元々ラジオで放送されたのは、モノラル音源だったようですが、その数日後、より高音質でMCのカットもないステレオ音源が流出?したので、聴く分には、そちらを入手すれば問題ないです。本当にこのワイト島での演奏は1stツアーの名演です。この日は、The Beat Goes OnのPV撮影も兼ねていたようで、メンバーも気合いが入っていたようです。


そして、1ヶ月ほどして、Beady Eyeは日本ツアーのため、再来日。ここで再びサプライズが。なんとAcross The Universeが日本ツアー限定でセットリストの1曲目に復帰!!!!日の丸をバックに歌い上げるリアムは、前回のように歌詞が飛ぶこともなく、非常に調子の良い声で優しく歌い上げてくれました。あの瞬間は一生忘れられませんね、マジで。
セットリストは、ツアー用の16曲にAcross The Universeを特別にプラスした形で全公演行われました。どの公演もXAVELが高音質AUD音源にしてリリースしてくれていますが、大阪公演などでは、音響トラブルが頻発したようで、若干ナーバスな面もあったようです。また東京公演ラスト2日間を目前にして、リアムがお腹を壊すというアクシデントにも見舞われましたwww
しかし、それでも安定したパフォーマンスを見せており、東京最終日などは、日本公演自体最終日ということもあってかなりまとまったハイ・パフォーマンスでした。なので、個人的なおすすめとしては、リアムの声が全公演中最も良く、かつ初めてAcross The Universeを日本で披露した東京初日と、気合いを入れてしっかりまとめあげた日本公演最終日のそれぞれ2日間を音源としてオススメしておきます。


日本公演が終わった後、Across The Universeはセットリストから消えたものの、再び変化が起きます。なんと2ndシングルMillionaireのB面であるWorld Outside My Roomと3rdシングルThe Beat Goes OnのB面であるIn The Bubble With A Bulletの2曲がセットリスト入りに!!!更に演奏曲数を増やしてツアーのラストスパートです!

この時期のおすすめ音源としては、10月7日のローマ公演です。SBD並みの高音質なAUD音源で、リアムの調子も程よくリラックスしていて声も良いです。演奏順としては、なんと1曲目にWorld Outside My Roomを配置し、In The Bubble With A BubbleはBring The Lightの次に演奏されています。両方とも比較的スタジオ版に近いアレンジです。



こうして全体を見ていると、定期的に曲を追加してツアーがだれないようにしているのは面白いですねw
スタジオ版も良いですが、特にWigwamのライブでの化け方は凄いです!!!この曲は今後Beady Eyeのライブの中で外せない曲になるでしょう。


というわけでBeady Eyeの初の世界ツアー振り返ってみました。おすすめ音源をおさらいすると、
1. 3月9日のロンドンTroxy公演(AUD)
2. 3月25日のロンドンRoyal Albert Hall公演(Matrix)
3. 6月12日のワイト島フェスティバル公演(SBD)
4. 8月13日のSummer Sonic公演(AUD)
5. 9月5日のZepp Tokyo公演(AUD)
6. 9月12日のZepp Tokyo公演(AUD)
7. 10月7日のローマAtlantico公演(AUD)

って感じです。ぜひ、聴いてみてください!!!

2011年6月19日日曜日

Beady Eye近況と自分の近況

うーん、しばらく放置してしまった・・・。もはやこいつにoasisのブートレビューを更新する気はあるのだろうかwww


いや、もちろんありますよ。ただ時間がなかなか取れないんです(この言い訳を使うのも一対何回目だろう)



今回はBeady Eyeの近況と自分の身の回りの音楽的近況を少し。



まず、Beady Eye、ついに先日初のフェスティバル出演を果たしました!!
しかもそのフェスは、あの伝説のワイト島フェスティバル!The Beat Goes OnのPVもこのライブから制作するということで、バンドにとって非常に気合いが入っていたステージとなっていました。

このライブは、地元のラジオがネットストリーミングで配信し、一部はFM(?)放送もされたようで、音源も嬉しいことに全曲残りました。The RollerとMillionaireに関してはTV映像も!

そして、肝心のライブ内容ですが・・・、



今ツアー屈指の超名演となりました。メンバーもツアーをこないしていく過程で演奏がこじゃれてきており、終始リラックスしながらも気合いの入ったすばらしい演奏を見ることができます。
そして、なによりリアムの声!XFMの全曲放送も入ったこの間の日本へのチャリティーギグは、気合いはいつも以上に感じられたものの、声がいかんせん酷かった・・・。しかし!ワイト島公演のリアムは違いましたwww
ツアー前のようなノビノビな調子とはいかないまでも、十分にハリのある声と独特のしゃがれ声が復活しており、贔屓なしにマジで最高です!
リアムのテンションも相当に高く、oasis末期では考えられない饒舌ぶりwww
一曲目のFour Letter Wordから喋る喋るwww
MCもご機嫌ですw

ただ、そのリアムの衣装がものすごかったのも事実(良い意味か悪い意味かは各自の判断でw)。
いつも来ているモッズパーカーのデザインが、全身ユニオンジャックという衝撃的なものになっています。おそらくThe Beat Goes OnのPV撮影を意識したのでしょうが、正直この衣装はファンの間でも物議をかもしていますwww
ネットでググるとすぐ出てきますよ。Pretty Greenのサイトでも、この服を作る過程がショートフィルムになって公開されています。




続いて、自分の近況。



大学に入って2ヶ月が経過しました。勉強にサークルに充実しています。サークルの友達が増えたのは本当に嬉しかったですwww
こう見えて僕は人見知りw

自分の知らない音楽をどんどん教えてもらえるのは非常にありがたいし、感謝してます。
そんな中で刺激を受けながら僕は歌っています。ギターのノイズとドラムのビートがぶつかる感覚がたまりませんwww

こないだは、友達の誕生日パーティーをサプライズでやりました。別の友達が誘ってくれたのですが、マジで楽しかった。みんなでなんか作るってやっぱイイネ!


というわけで
脈絡のない文章でした。ブートレビューはまた後日します。

2011年4月19日火曜日

Beady Eyeライブ音源状況

いまのところ、新たに入手した音源があるので載せときます。

内容としては、以前書いたTeenage Cancer Trustの音源です。これはAbsolute RadioがFour Letter Word,Beatles And Stones,Millionaire,The Roller,Bring The Lightの5曲をストリーム放送したSBD音源と、リアムのIEMとAUD音源をミックスしたマトリックス音源の2種類が出回っています。今回僕が入手したのは、後者のマトリックス音源です。こちらは全曲収録されています。


感想。


すばらしい!!!!!今まで聴いてきたマトリックス音源の中でもかなり自然に聴こえる部類でした。IEM音源ってペラペラしてて聴きづらいのが普通ですが、ここでは会場のエコーもばっちりとらえています。また、ボーカルに強烈なエコーがかかるあのIEM音源独特のクセもありません。貴重なWigwamなんて曲のラストにシャウトしちゃうくらい、すばらしい演奏になってます!
全体的な音質も個人的には文句ありません。ブート化されたら、1stアルバムツアーのハイライト的ライブになるかもしれません。リアムの声の調子は完璧ではないものの、気合いがめちゃめちゃ入っていて、高音もその気合いで出しています。とにかくリアムの迫力が凄いです!!超オススメ!Beatles And Stonesなんて曲間でベラベラしゃべるほど!
以下、youtubeに全曲上がっていたのでいくつか適当に載せときます。

http://www.youtube.com/watch?v=vk78Xkz9IIo
http://www.youtube.com/watch?v=MJV5qTZpLnQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Nv9fRwcatgk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=v4eGmJLVtqE&feature=related

2011年4月6日水曜日

Beady Eye近況

そろそろ地震で中断していたブログを再開したいと思います。よろしくお願いします。


タイトルにあるとおり、絶賛ツアー中のBeady Eyeの近況から。

過ぎし3月25日、Beady EyeはThe Whoのロジャー・ダルトリーが主催する、Teenager Cancer Trust(以下TCT)に出演し、全16曲を演奏しました。以下セットリストです。

・Four Letter Word
・Beatles And Stones
・Millionaire
・Two Of A Kind
・For Anyone
・The Roller
・Wind Up Dream
・Bring The Light
・Standing On The Edge OF The Noise
・Kill For A Dream
・Three Ring Circus
・The Beat Goes On
・Man Of Misery
・The Morning Son
-------------アンコール---------------
・Wigwam
・Sons Of The Stage



こうして、セットリストを見ると、この日のみ、Wigwamが初のセットリスト入りを果たしました。(キーは下げ)
またTCTの前のパリ公演とブリュッセル公演などでは、リアムが風邪を引いた為にFor AnyoneがTwo Of A Kindに代わっていましたが、この日は両方とも演奏するというサービスっぷり!
リアムの調子は決して良くはないようでしたが、充実した演奏でした。



 

 そして少し空いて4月3日、日本のためのチャリティーギグ、Japan Benefit GigがBeady Eye主導のもとBrixton O2 Academyで開催され、プライマル・スクリーム、グレアム・コクソン、コーラル、ポール・ウェラー、リチャード・アシュクロフトと共に出演しました。この日のライブは、全アーティストXFMでラジオ生放送され、高音質の音源が残ることとなりました。(ちなみにこの日のライブ音源には3種類の音源が今のところあります。サテライト中継音源、FMラジオ音源、ネットストリーム音源の3つです。一番高音質なのはサテライト中継音源です)
 セットリストは短縮気味の11曲で、またリアムの調子は、今ツアー中最も悪いものでしたが、かなり気合いの入った歌を聴かせており、またラストにThe BeatlesのカバーであるAcross The Universeを日の丸バックに披露し、感動のフィナーレを迎えました。約2200万円の売り上げは全て日本復興の為に寄付される予定です。以下セットリスト

・Four Letter Word
・Beatles And Stones
・Millionaire
・The Roller
・Bring The Light
・Standing On The Edge Of The Noise
・Kill For A Dream
・Man Of Misery
・The Morning Son
-------------アンコール--------------
・Sons Of The Stage
・Across The Universe


 さらにこのチャリティー・ギグの前日にスタジオで収録したバージョンのAcross The Universeをダウンロード販売することも発表されました。この売り上げも全額寄付だそうです。


日本人としてまさに感極まるライブでしたね。XFMの公式サイトに行けば、再放送で聞けますよー!!!

2011年2月23日水曜日

Different Gear, Still Speedingレビュー!

昨日お伝えしていた通り、Beady Eyeの1stアルバム、Different Gear , Still Speedingの全曲レビューしたいと思います。購入の際の参考にしていただいても結構ですし、見ていただけるとうれしいです。

まず、全体概観。
みなさんご承知の通り、リアムのR&R好きは言わずもがなです。そしてそれがアルバムクオリティに対してプラスの要素、もしくは不安要素の両方にもなりうるというのは、Oasisで示されていたと言い切って良いでしょう。
では今回の超重要な新バンドの1stアルバムではどう働いたか。
結論としては僕はかなり上手く行ったのではないかと思っています。感動レベルwww
まぁ、その理由は各曲で述べていくとします。

そして、アンディとゲムの作曲が自由になった事も見逃せないポイントです。特にアンディの場合、R&Rを軸においたこのアルバムをただ尖った攻撃的なだけでなく、磨きをかけた「大人のアルバム」のように成長させてくれたかなーと感じました。


では1曲ずつ見ていきます。


・Four Letter Word
これはYoutubeなどで2つ目に公開されたBeady Eyeのオリジナル曲です。サウンドは全13曲のうち、最もOasisに近いと言えるでしょう。サイケなサウンドが印象的なイントロから前へ前へ突っ走るような曲調がかっこいいです。リアムのボーカルが良い感じに重みを持って響いていて、そのままゲムの間奏ソロに突入する流れも鳥肌ものですね!サビのところにコーラスを重ねて広がりを持たせていますが、最初聴いたときは、正直サビが弱いかなーとも感じました。しかし、2回くらい聴いてると、そうは感じなくなりました。それもやっぱりメロディアスなイントロからの疾走感からの流れのおかげでしょうか。ラストでアンディのジミヘンチックなギタープレイが聴けます。おおっ!と思いました。また、この曲の土台を支えているクリスのドラムプレイは秀逸ですね。かっこいい!


・Millionaire
心地よいアコギ2本のスライドギターから始まるリズミカルなナンバー。夏とかにも聴きたいですねwww  ちょっとインドなサイケ風味を持たせて弾いている感じがGoodです。そしてリアムのボーカルも流れるようで聴き惚れます。個人的にこのアルバムの(数ある)ベストラックの一つですね。こういう曲大好きです。こういうタイプの曲を言葉で表現するのは個人的には苦手ですwww
しかし、良い曲であることは間違いありませんので。


・The Roller
Beady Eyeの記念すべき1stシングルでもあります。出だしがAll You Need Is Loveっぽくあり、バラードの王道を行った感じですね。1回目のサビの後の始まりは、Instant Karmaです。かなりwww この曲は元々ゲムが書いていたらしく、その存在はHeathen Chemistryの段階で判明しています。
話を曲の内容に戻しますが、2回目のサビのリアムの歌い方が個人的にかなり好きです。リアムのしゃがれた声がかなりマッチしている、まさにリードシングルにふさわしい内容ではないでしょうか?


・Beatles And Stones
タイトルからして、リアムのR&R愛が伝わってきますね!歌詞もそんな思いを表したものになってます。リアムがこのアルバムの制作段階で身につけた作曲テクとして、「飽きさせない」仕掛けを入れるようになった事ですね。これはゲムとアンディの助けもあったのかもしれませんが、この曲でそれが遺憾なく発揮されていると思います。途中で入る軽やかなピアノとずっしりとしながらもリズミカルなドラム、そして、ラストへつなぐ分厚いコーラス。
気持ちのいい軽快なロックナンバーとして完成されていますね。こういう曲は好みですwww


・Wind Up Dream
シェイカーとドラムが良い感じにリズムを刻んでいるのが印象的なロックナンバーです。途中のハーモニカ(おそらくゲムでしょうwww)がいい味出してます。ギターも60~70'sぽくて渋くていいですねー。
また、ここでも前述のこのバンドの良さが出ています。ラストの分厚いコーラスがここでも登場。リアムのボーカルをメロディーとしてまるで楽器のように使ってくるのはこのアルバムの特徴ですが、新鮮でした。コーラスメロディーがまたかっこいいんですよwww


・Bring The Light
記念すべきBeady Eyeのファーストトラック。くわしくは以前書いたこの曲単体についてのレビューを見ていただけるとありがたいです。ピアノの連打から生まれるノリの良い疾走感あるR&Rで、いまだにファンの間で賛否両論あるようですが、このアルバムの流れを良い方向に導いているのは確かです。僕は曲単体のクオリティとしても、アルバムの一部としてとらえても大好きな1曲ですね。


・For Anyone
リアムさんの本気が見れる1曲ですwww
Songbirdを彷彿とさせるアコギのテンポあるストロークからいきなりリアムのファルセットのサビに突入します。曲の大半がメロディアスなファルセットですが、リアムが完璧に歌いこなしています。もちろんCDだから補正はあるのでしょうが、それでも彼の強烈な個性がこのボーカルに表れています。かなりの名曲です!


・Kill For A Dream
透き通るようなリアムの歌いだしが印象的なバラード。Oasis時代のバラードにサウンドが若干近いかも、と感じました。ただ、曲の流れは全然違いますね。はっきりしたサビがあるoasisのバラードと違って明確なサビというものがあまりないかも。しかし、そんな事関係ないくらい曲全体のクオリティが高く、後半のコーラスなんて涙ものです。みんなで熱唱というより、聴き惚れる感じのバラードですね。ベストトラックのうちの1つです。


・Standing On The Edge Of The Noise
アルバム13曲中、最も荒々しいサウンドを持ったロックナンバー。The Whoとストーンズ
のロックなところを力ずくで凝縮した感じ。力技でまとめあげたようなパワーを感じるこういう曲もいいですね!!!ライブで結構もりあがると思います。


・Wigwam
アルバム中、個人的には最も好きな曲ですね。6分半以上ある大曲です。幻想的な「シャラララ」のコーラスが印象的な前半部分は導入部分として最高ですね。ぐっと惹き付けられる。そして2分半くらい過ぎたところから、クリスのドラムがひたすらリズムを刻むだけという不思議な時間があり、そこからの展開はまさに圧巻ですね。まずリアムのファルセットでの連呼がドラムに合わさって新たな展開を期待させます。そして最後に「Coming Up」と歌われるゴスペルのような荘厳さを持つ最高のコーラスがファルセットにかぶさります!これは本当に神曲と言えますね。
リアムの作曲センス、そしてこの曲を作り上げた他のメンバー達のアレンジ力に脱帽です。コーラスのところは大合唱でしょうね。


・Three Ring Circus
前曲とは一転して、ヘビーなギターリフが特徴のロックソングです。かといって一本やりな感じではなく、かなり練り込まれている良曲です。サビの少しOasisらしいコーラスが入りながら、リアムがタイトルを力強く歌い上げるところとか最高ですね。ロックソングとしては、Four Letter Word並みに盛り上がると個人的には思ってます。間奏のソロもかっこいいです。
ライブで映える曲と言えますね。


・The Beat Goes On
アンディさんがやってくれました!超名バラードの誕生です。歌いだしこそ一瞬だけThe BeatlesのHello,Goodbyeですが、まるでサビかと思わせるような歌いだしのメロディーで、序盤からわくわくする感じです。そしてサビへ。もう泣けますよ。リアムの声が優しく、力強いです。高いところも軽々歌い上げ、最初から最後まで大合唱間違いないでしょう!本アルバムのベストトラックの1つに余裕で入ります。人気も高くなるでしょうね。


・The Morning Son
出だしはアコギとともにリアムが優しく歌い上げてきます。コーラスも良い感じに入っていて、ほのぼのしますね。しかし、これだけじゃ終わりません。2分20秒当たりからいきなり、どっしりしたドラムとギターが入ってきます。そしてその後はまさに桃源郷。ギターの泣けるような最高のフレーズが待っています。これは本当にハンパない。涙でますwww
そしてラストに向けてドラムが機関車のごとく、リズムを刻んでいきます。コーラス隊と共にテンポもだんだん上げていき、まるでThe La'sのLooking Glassです。まぁ、クリスの前バンドですしwww
最後はもうドラムの凄い連打。打ち乱れて、ラストまで溜め込んで溜め込んできた美しさがファーッと弾けて広がっていく感じです。ラストに相応しい、すばらしい6分6秒です。





以上でとりあえず解説を終えます。本当に最高のアルバムですね。聴いてみてください。

2010年11月20日土曜日

Bring The Light

いやぁ、リアムギャラガーのニューバンドBeady Eyeのデビューシングル、Bring The LightのPVが公開されて、たまたまとはいえタイミングが良いですwww


皆さんご承知の通り、Bring The Lightの音源自体はもう公開されてから一週間ちょっと経つわけですが、アラン・マッギーがコメントを出したようにどうやらこの曲には賛否両論あるようです。

まぁ、わからんでもないです。やはりノエル・ギャラガーという名ソングライターが脱退し、活動が停止してしまったoasisの残りのメンバーにとって、ニューバンドを始めた場合、まず第一の課題は曲のクオリティでしょうから。(もちろんフロントとしての意味合いもありますが)
また、Oasisにおけるリアムのソングライティング能力は、Heathen Chemistry以降、大きな成長を見せてきた事は確かですが、二重旋律がない楽曲がほとんどのため、アルバムを引っ張っていくようなアイデアに乏しく感じられるのは否めないと思います。(もちろんSongbird,I'm Outta Timeなどの名曲が作られてきたことは忘れてはいけませんが)


そしてその期待と不安が入り交じった中でBring The Lightは発表されました。上記の通り、批判の声もありますが、僕ははっきり言って全く失望しませんでした。むしろ良曲とさえ感じました。リアムのロック曲はコードもシンプルですし、王道のオールドロックンロールが多いですが、僕がリアムは上手いなぁと思うのは、そのシンプルな曲展開の中にある彼独特のメロディーです。
Oasis時代の彼の書いた曲をいくつか例に挙げましょう。Won't Let You Down,Pass Me Down The Wine,The Meaning Of Soul,I Believe In Allがその最たる例です。
これらの曲はすべてサウンドの基本がアコギ、歪みがあまりないギター、同じリズムをひたすら刻み続けるドラム、という共通点があります。
さらに言えば、これらの曲は、メロディーをギターが奏でるのではなく、リアム自身のボーカルパートで曲を展開しています。彼のノエルとは違う才能を感じるのはここの部分なんですね。
今回のBring The Lightの場合、ピアノの連弾とドラムのリズム刻みが曲に勢いを与えていて、今述べたリアムの得意な部分が存分に活かされていると思うんです。
オールドを踏襲しつつ、彼なりの解釈が上手く入っていて何回も聴いてしまいます。女性のコーラスもいままでなかった分、新鮮です。

たしかにみんなが期待するoasisサウンドではありませんでした。しかし、十分来年のアルバムに信頼を寄せる事ができるでしょう。oasisとは全く違う路線を歩む事を提示したこの曲は、大きなターニングポイントを迎えました。まだこの1曲だけで判断するのは早いですが、全く別のバンドとなった彼らに僕は大きく期待したいです。