2012年8月27日月曜日

L.A. Friday

はてさて、今日はストーンズのオフィシャルブートでもご紹介しましょうかね。


「L.A. Friday」  録音:SBD/S

1, Honky Tonk Women
2, All Down The Line
3, If You Cant Rock Me
4, Get Off Of My Cloud
5, Star Star
6, Gimme Shelter
7, Aint Too Proud To Beg
8, You Gotta Move
9, You Can't Always Get What You Want
10, Happy
11, Tumbling Dice
12, Band Intros
13, It's Only Rock'n Roll
14, Heartbreaker
15, Fingerprint File
16, Angie
17, Wild Horses
18, Outa Space
19, Brown Sugar
20, Brown Sugar
21, Midnight Rambler
22, Rip This Joint
23, Street Fighting Man
24, Jumpin' Jack Flash
25, Sympathy For The Devil



ちょいと数ヶ月さかのぼってしまいますが、4/2にStones Archiveから突如、1975年7月13日のライブ音源を配信することが発表されました。今までStones Archiveは73年のブリュッセル公演、81年のハンプトン公演をオフィシャルブート化して配信してきましたが、今回のもまたすんごい音源。なぜなら、この日の音源、従来はマイク・ミラードというテーパーが録音した高音質オーディエンス録音がブートとして君臨していたからです。星の数ほどあるストーンズのブートの中でも特に有名な音源と知られていましたが、まさかオフィシャル側がこの日のライン録音のサウンドボード音源を持っているとは・・・。恐るべしです。

しかも付けられたタイトルも面白いです。上で述べたオーディエンス録音の音源も当時「L.A. Friday」の名で発表されたのですが、ブート業者が日付を間違ってつけたためにこのタイトルで出回ったのでした(実は7/13は日曜日。7/11が金曜日でしかもライン録音が存在している日なので、今回のオフィシャル発表でも最初多くのファンは文字通り7/11の方の音源が配信されるのかと勘違いしたそうです)。オフィシャルがブートのタイトルをそのまま拝借するっていうのも面白いですねww


肝心の内容ですが、やっぱ長年愛されてきたライブ音源だけあって、良い出来です。パーカッション隊をバックに引き連れて、ロニーもキースもとにかく弾きまくってます。今じゃあ聴けないような充実っぷりですね。脱退したミック・テイラーの後釜として、彼に負けじと弾いて弾いて弾きまくるロニーが頼もしいですな。セトリも一曲目のHonky Tonk WomenからラストのSympathy For The Devilまで荒々しいロックンロールが満載です。文句なしの豪華セトリ。


あまりのテンションの高さにHappyなどではキースが小節数をミスって完全にグダグダの演奏になっちゃってますが、そこはご愛嬌ww
そういうミスはたしかにあるものの、ライブのノリがとにかく素晴らしく、一瞬たりとも聴き逃せませんね。オーディエンスとミック・ジャガーのやり取りはちょっと怖さを感じるほどテンションが高いです。

さらに注目すべきは、このツアーに参加したビリー・プレストンの存在!ビートルズのルーフトップコンサートなどでもおなじみの彼ですが、このツアーではサポートキーボードとして参加していて、ライブ途中にはストーンズのメンバーと一緒に自身の持ち曲、That's LifeとOuta Spaceの2曲をボーカルしています。特にOuta Spaceのノリがヤバいです。ファンキーで超かっこいい!続くBrown Sugarへそのままなだれ込むような展開も必聴です。

ちなみにこの日、ラストのSympathy For The DevilではゲストギタリストとしてJesse Ed Davisが参加しています。ソロを弾く順番は、ロニー→キース→ジェシの順ですが、いやあどれも良い出来ですわ。それぞれの個性がソロに出てて面白いですよ。ずっと聴いてたい。


もしストーンズをまだ聴いた事がない、もしくはハマった事がない人には、73年のブリュッセル公演と共にこのロサンゼルス公演のライブ音源を断然オススメしますね。超絶ロックンロールが24曲(約2時間半)も楽しめる優れものです。

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