2012年8月6日月曜日

In The Flesh

ほい!Roger WatersのアルバムBOX解説もついに第4弾まで来ました。今回は、そのBOXに収録されている「In The Flesh」というライブCD(DVD)をご紹介!!



「In The Flesh」  2CD(同名作品でDVDもあります)

Disc 1
1, In The Flesh
2, The Happiest Days Of Our Lives
3, Another Brick In The Wall (Part II)
4, Mother
5, Get Your Filthy Hands Off My Desert
6, Southampton Dock
7, Pigs On The Wing, Part I
8, Dogs
9, Welcome To The Machine
10, Wish You Were Here
11, Shine On You Crazy Diamond
12, Set The Controls For The Heart Of The Sun

Disc 2
1, Breathe (In The Air)
2, Time
3, Money
4, The Pros And Cons Of Hitch Hiking Part 11 (Aka 5:06 AM - Every Stranger's Eyes)
5, Perfect Sense (Part I And II)
6, The Bravery Of Being Out Of Range
7, It's A Miracle
8, Amused To Death
9, Brain Damage
10, Eclipse
11, Comfortably Numb
12, Each Small Candle



以前、この記事でご紹介したように、ロジャーは「Radio K.A.O.S.」と「死滅遊戯」における連続セールス失敗のショックから、ツアーに出る事をためらっていましたが、1999年、突如ツアーに出る事を発表します。今作はその「In The Flesh」と名付けられたツアーから、2000年6月27日、オレゴン州はポートランドでのライブを収録したものです。


まず目を引くのがそのセットリスト!ソロアルバムの曲はもちろん、Pink Floydの曲が目白押しです。全24曲で2時間半はあるお腹いっぱいのセットリストですね。しかも取り上げているフロイドの曲が、有名曲はもちろんのこと、マイナー曲までまんべんなくやってくれているのです!デヴィッド・ギルモアのソロライブだと、彼は有名曲しかやりませんから、これは貴重です。「Final Cut」の曲をプレイするのはロジャーだけでしょうし、「太陽賛歌」や「Welcome To The Machine」、「Dogs」などがプレイされているのもポイント高し!
そして、ギルモアのライブとよく対比されるのがその演奏レベルですが、このライブ盤では、そこもギルモアに負けていないと思います。ギターにはフロイド時代からおなじみのスノーウィ・ホワイト、クラプトンのツアーにも参加している凄腕イケメンギタリストのドイル・ブラムホール2世、さらにはあの名人アンディ・フェアウェザー・ロウがギターとベース両方で参加しています。「Comfortably Numb」では、後半の長いギターソロで、スノーウィー・ホワイトとドイルの壮絶なギターソロバトルが楽しめます。ギルモアはここを一人で全部弾いちゃう訳ですが、2人で弾き分けるというロジャー版のアレンジも悪くないですよ!
ソロアルバムの曲もセトリの所々に良いタイミングで入ってます。3人組の女性コーラス隊がいい味出してますよ〜。やっぱロジャーのライブにコーラス隊は必須ですな。総勢10人での演奏は、サウンドも豪華。

個人的に不満はほとんどないのですが、強いて言えば、ロジャー・ウォーターズにしてはステージのバックスクリーンに映す映像がかなりシンプルでちょっと見ずらいことことですかね。フロイド時代やこの後のソロツアーにおける視覚効果の凄さを考えるとちょっとシンプルかも・・・。とはいえ、そのぶん演奏に集中できるという点は良いのかもしれません。


ギルモアのとは違う「もうひとつのフロイド」を堪能出来るという意味でも良いですし、純粋に「ロジャー・ウォーターズ」個人としても非常に充実してるライブ作品と言えるでしょう。オススメ!

最後にこのライブでの「Another Brick In The Wall (Part II)」を貼っておきます。良い演奏ですよ^^



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