2012年8月28日火曜日

Live At Leeds Festival 2000

oasisのブートを眺めていると、2000年のツアーはオフィシャルからFamiliar To Millionsというライブ盤がリリースされているので、まぁこのツアーのブートはいらないかぁなんて思ってしまいがちですが、いやいや、名演があるんです。

今回ご紹介するのは、2000年の「Standing On The Soldier Of Giantsツアー」の最後の公演だった8/28のリーズ・フェスティバルでの音源です。そしてこれ、oasisファンにはかなり思い入れの深いライブになっています。というのもこの年は、90年代のoasisの圧倒的な大成功とは打って変わったかのように新作の売り上げが伸びず、世界ツアー自体もメディアに「壮大なリハーサル」と揶揄され、さらにはツアー途中では一時的にノエルがバンドから脱退するなどのトラブルが続発していたからです。こうした状況から「このツアーが終わったらoasisは解散するだろう」という説まで流れていました。


そんな中迎えたツアー最終日のライブがこれです。元々この日のブートは、当時BBCがネットで放送した音源が元になった「We'll Meet Again」、オーディエンス録音の「Live At Leeds」という2つのタイトルが主に有名でしたが、

・「We'll Meet Again」  1CD-R  録音:SBD/A−
①Fuck'n In The Bushes, Go Let It Out, Who Feels Love?の3曲が放送されず未収録。②基本的には聴ける音質ではあるが、ところどころでネット放送音源特有のシャリシャリ音やノイズがあり、あまりにそれが酷いWonderwallはカット。

・「Live At Leeds」  2CD  録音:AUD/B+~A−
①完全収録している代わりにステージから離れたところで録音された為に音質と臨場感の点で劣る

という欠点を抱えていました。今回ご紹介するのは、前者と同じネット音源が元で未収録曲もあるものの、シャリシャリ音やノイズが大幅に無くなっており、Wonderwallも収録されているという改訂版の音源です。サウンドボード音源なので聴きやすいですし、ノイズ問題などがかなり改善されているのはポイント高いです。集中してライブを鑑賞する事ができます。以下改訂版の収録曲です。

1, Supersonic
2, Shakermaker
3, Acquiesce
4, Step Out
5, Gas Panic!
6, Roll With It
7, Stand By Me
8, Wonderwall
9, Cigarettes & Alcohol - Whole Lotta Love - Oh Well
10, Don't Look Back In Anger
11, Live Forever
12, Hey Hey, My My
13, Champagne Supernova
14, Rock 'n' Roll Star (Failed)
15, Rock 'n' Roll Star


内容は今までoasisファンの間で散々語り継がれてきたように本当に熱い演奏です。Supersonicを始める前には、ノエルが「これは葬式なんかじゃないんだぜ!」といってオーディエンスを煽ります(このライブ全編を通してリアムとノエルがライブを盛り上げようとかなり張り切ってますね。リアムのMCも饒舌です)。
そして、一番の聴き所はラストのRock 'n' Roll Starでしょう!まずは曲前のMCで「俺たちは帰ってくる。それがいつか、それがどこかは分からない。けれど俺たちは戻ってくる!」と解散を否定!さらにいつも通り演奏を始めるのですが、50秒過ぎたあたりで急にノエルが演奏を止めます。そして「おい、これがこのツアーのラストソングだぜ?もっと盛り上がれよ!」と観客を煽って、もう一度頭から演奏を再開します。これがかなり勢いのある演奏でたまりません!あまりにすごい勢いで曲に突っ込んだ為にギターソロ前の場面でノエルが曲構成を間違えそうになりますが、そんなのおかまいなしに突っ走ります。さらにノエル、アウトロではシャウトまでしてます。普段ライブで感情を爆発させる事がない人なので、よっぽど演奏に興奮してたんでしょうね。


この改訂版の音源、まだブートCD化されてはいないようですが、ぜひしてもらいたいですね。ファンなら必聴の激熱ライブです!現段階では「We'll Meet Again」の入手が割と容易ですのでオススメしておきます。未収録曲やノイズはあるものの、基本的には聴ける音質です。


●参考画像

・「We'll Meet Again」


・「Live At Leeds」



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