2012年2月25日土曜日

Night With Heartbreaker / Three Nights In A Judo Arena / All Around The World 1998

はい、本日はフロイドではなく、oasisブートの方に話を戻してみたいと思いますw

今日紹介するのは「Night With Heartbreaker」という1998年の来日武道館公演3日間の最終日をオーディエンス録音で収録したブートです。

「Night With Heartbreaker」  2CD-R  録音:AUD/A+


Disc 1
1, Be Here Now
2, Stand By Me
3, Supersonic
4, Roll With It
5, D'You Know What I Mean?
6, Cigarettes & Alcohol - Whole Lotta Love (Riff) - Heartbreaker (Guitar)
7, Don't Go Away (Noel Acoustic)
8, Help! (Noel Acoustic)

Disc 2
1, Setting Sun/Fade In-Out (Noel Acoustic)
2, Don't Look Back In Anger
3, Wonderwall
4, Live Forever
5, Champagne Supernova
6, Acquiesce


セットリストを見てみると、前日と比べて途中のノエルのアコースティックコーナーでプレイされていたTalk Tonightがセトリから外されているのが分かりますね(前日のライブについては、数日前に書いたD'You Feel Daydream? -Revisited-の項を参照の事)。さらにIt's Gettin' Better (Man!!)もこの日のみセトリから外されています。


というわけで肝心の中身を見てみましょう。まず音質についてですが、低音から高音まで非常に綺麗に録音されています。バスドラなども音割れを起こさずに録れていますし、オーディエンスの歓声も奥行きがあって、まるで自分がその場にいるかのような臨場感がありますね。Don't Go Awayなどでは、オーディエンスの大合唱もきちんと聴き取る事が出来ます。武道館という劣悪な音響環境の中で、よくここまで綺麗に録音できたもんだなと感心しちゃいますww
そして、ライブの中身ですが、この日は本当にノエルがキレキレで爆発していますね。はっきり断言してこの日の主役は完全にノエル。この日のライブは「名演」と評されたりしていますが、その8割くらいの理由はノエルでしょうね。このツアー以降のノエル(現在含む)は、もうこんなすごいギターソロ聴かせてくれないですからねぇ・・・ww
それを一番感じ取る事ができるのは、Champagne Supernovaですね。なんと演奏時間12分!リアムの歌が終わるのが曲の半分よりちょい手前あたりで、そこからはずっとノエルのギターソロが続きます。本当に凄いです。特に途中からアランのドラムがテンポアップしたところ!当然の事ながらこの日のChampagne Supernovaは今までプレイされてきたChampagne Supernova史上最長でしょうね。oasis史に残る名演奏の一つと言っていいでしょう。

対照的にリアムの方は、3日間連続でライブを行ってきた事もあって声が少々荒れており、Live Foreverなどはかなり辛そうです。それでもバンド全体は安定した演奏を見せており、Cigarettes & Alcoholでは曲の後半からLed ZeppelinのWhole Lotta Loveのセッション、さらには曲の最後にHeartbreakerのメインリフを弾いています。Heartbreakerのリフが弾かれたのはこの日と香港公演の2日間のみなので、この構成のCIgarettes & Alcoholは激レアと言えます!


ジャケットのアートワークもシングルAll Around The Worldのジャケットをいじった作りとなっていて凝ってますw
そういう意味でも外観・中身共に非常に優れたブートレグだと言えるでしょう。今でも時々ブート屋で見かけますし、入手難易度は高くはないと思うので、超オススメです!!



ちなみにこの日のライブは、WOWOWで放送されており、その映像から音声を落としたサウンドボードのブートがいくつか作られています。それもついでに紹介しておきましょう。

「Three Nights In A Judo Arena」  プレス2CD  録音:SBD/A−


セトリは当然ながら、上のブートと同じですが、ボーナストラックが着いているのがこのブートのセールス・ポイントと言えるでしょう。まず、このライブの前にノエルが出演したロンブーの「まぶだち」という番組におけるDon't Go Awayを収録。ライブと同じアコースティックバージョンで歌っており、亮さんの興奮した様子も収録されていて、良い雰囲気です。
そして別のツアーにはなるものの、1995年の来日公演うち、恵比寿ガーデンホール公演からSupersonicとHelloの2曲をクリアなサウンドボード音源で収録。さらには、この3日間連続武道館公演のうち、初日の公演からIt's Gettin' Better (Man!!)をオーディエンス録音で収録。この曲は最終日はプレイされなかったのでありがたいですね。

音質の方は、鑑賞には問題がないレベルなものの、サウンドボード音源にしては幾分こもり気味で、決してクリアとは言えません。また所々でノイズが入るのも気になりますね。AUDかSBDのどちらを選ぶかは、好みの問題とも言えますが、このブートは入手も困難なブートなので、そこまで気にする必要はないかなぁとも思います。


ちなみにWOWOWの映像の方は、「All Around The World 1998」というDVD-Rのブートで見る事が出来ます。

「All Around The World 1998」  1DVD-R  画質:PRO/A


このブートは作成時に業者独自のリマスタリングが施されたのか、それまでの武道館最終日を収録した別のブートよりも画質・音質共に優れています。さらに同年3月のチリ公演も同じくプロショットで完全収録してあり、かなりお得なブートと言えますね。チリ公演の画質は武道館公演の映像よりは劣るものの、ノエルの弾き語りによるLive Foreverや、セトリの最後に新たに追加されたI Am The Walrusのカバーなど、武道館にはないポイントもいくつかあって良い感じです。他にもWOWOW放送時にライブの合間と最後に挿入されたノエルのインタビューや、上で紹介した「まぶだち」出演時の映像も完璧に収録されていて、このブート一枚でかなり充実した内容になっています。入手難易度は高くありませんので、これもオススメです!^^

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