2012年2月23日木曜日

Welcome To The Machine

本日もフロイドネタです。ご了承下さいw
今回ご紹介するのは、1977年のアニマルズ・ツアーの中から5月9日に行われたオークランド公演を収録したブート「Welcome To The Machine」です。

「Welcome To The Machine」  プレス2CD  録音:AUD/A+


Disc1
1, Sheep
2, Pigs On The Wing Part 1
3, Dogs
4, Pigs On The Wing Part 2
5, Pigs (three Different Ones)
6, Shine On You Crazy Diamond Part 1-5

Disc2
1, Welcome To The Machine
2, Have A Cigar
3, Wish You Were Here
4, Shine On You Crazy Diamond Parts 6-9
5, Money
6, Us And Them
7, Careful With That Axe Eugene


構成としては、まずツアーの目玉である「アニマルズ」全収録曲の再現演奏(ただしアルバム収録順とは異なった曲順)、次に当時の一つ前のアルバムの「炎」全収録曲の再現演奏、そして最後にMoneyとUs And Themのような定番曲を追加で演奏する、というのがこの年のセトリの基本的な流れだったようです。場合によっては最後にプラス1曲演奏していた場合もあったようで、このオークランド公演の場合は「ユージン、斧に気をつけろ!」が演奏されていますね。

で、肝心のこのブートの中身なんですが、古くからフロイドブートの定番中の定番とされてきただけあって、所々にヒスノイズや軽い音飛びはあるものの、非常にクリアで聴き応えのある高音質オーディエンス録音です。各楽器の音の分離も綺麗ですし、オーディエンスの歓声もきちんと捉えており、盛り上がった会場の様子がとても良く分かります。

この日のライブの面白い点として、Have A Cigarの最後のアウトロでラジオニュースのようなSEが流れるシーンがあるのですが、この日はなんとThe Rolling StonesのYou Can't Always Get What You Wantのイントロが挿入されています!^^
また、同曲の途中でいきなりロジャーとギルモアの二人が歌いながら笑い始めてしまうという面白いハプニングも聴く事が出来ますw

そしてなにより良いのは、ライブ前半の「アニマルズ」の再現演奏!アルバム発売から数ヶ月経ち、演奏もこなれてきたせいか、非常に質の高い演奏を見せています。この日の「アニマルズ」は、このツアー屈指の出来と言っても過言ではないでしょうね。


しかし、一方で欠点も。前述のように「アニマルズ」の方の演奏は素晴らしいのですが、「炎」の方はボーカルの最中に笑い出してしまった点もそうですが、幾分リラックスしすぎている感が否めません。ボーカル二人のタイミングもずれてしまったり、精彩を欠いています。
また、「炎」の方の演奏になると細かい音飛びが多くなってきます。要所要所で断続的に細かい音飛びが発生するので、この時代のAUD録音に慣れていないと気になるかもしれません。


しかし、その後のラスト3曲での巻き返しはものすごく、特に「ユージン、斧に気をつけろ!」の迫るような演奏は、本当に素晴らしいです。「炎」でのグダグダっぷりが嘘のようですww

というわけで、「炎」の演奏がいまいちの感はあるものの、全体的には驚異的な音質で録音されていますし、「アニマルズ」の演奏に関しては一聴の価値有りです!プレスCDという点もポイント高いですね!
割と昔からある名盤ブートなため、今ではかなり安価に入手する事が可能です。入手難易度も高くないのでオススメです!!^^
最後にこの日の同音源をyoutubeで発見したので貼っておきます。参考にどうぞ。1977年のAUD録音とは思えない驚異的な音を聴いてみてくださいww
http://www.youtube.com/watch?v=YJp51wWQBG4

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