2012年9月10日月曜日

BROTHERLY LOVE : Just Before 10th Anniversary

お久しぶりです。一週間ほど空いてしまった・・・。少しずつですがたまってるoasisブートのレビュー更新していきます。ごめんなさい。本日ご紹介するのはこちら。


「BROTHERLY LOVE : Just Before 10th Anniversary」  1CD  録音:SBD/A

1, Go Let It Out
2, Columbia
3, Morning Glory
4, Fade Away
5, Acquiesce
6, Gas Panic!
7, Cigarettes & Alcohol
8, Step Out
9, Slide Away
10, Champagne Supernova
11, Don't Look Back In Anger
12, I Am The Walrus


2000年の「Standing On The Shoulder Of Giants」リリースに伴う世界ツアーを終えたoasisは2001年に入ってBlack Crowesと北米限定でジョイントツアーを行います。そのミニツアーのタイトルはなんと「Brotherly Love Tour」(兄弟愛ツアー)!これはoasisとBlack Crowesの両バンドが共に兄弟でバンドを組んでいる事に由来するのですが、いかんせんoasis的にはなかなか歯がゆいタイトルですなwww


そんなミニツアーの中からこのブートは5/17のデンバー公演を収録しています。ネットで放送された音源が元となっていて、全曲サウンドボード音源でライブを楽しむ事が出来ます。ちなみに、このミニツアーにはアランが手首をケガした為に参加しておらず、代わりに彼の兄のスティーブ・ホワイト(ポール・ウェラーのバンドのドラマーとしてもおなじみ)がドラムを叩いています。元々公演数も少ないツアーですから、こうしてブート(しかもサウンドボード)で聴く事が出来るのは貴重と言えますね。フィルやタム回しなどがアランよりも多めで、いつもとひと味違った演奏が楽しめます。Acquiesceなどのドラミングは特にパワフルで迫力ありますよ〜^^


そんなレアなツアーを収録した本ブートですが、いくつか欠点も。
まず、オーディエンスの歓声がほとんど聴こえません。ボリュームをかなり上げると歓声が多少聞こえてくるので、これは放送時のミックスの問題でしょう。この日はリアムもノエルもかなりMCが饒舌で、いろいろ機嫌良く喋っているので、オーディエンスの反応がほとんど聴こえないのはちょっとマイナスポイント・・・。
加えて、最後の2曲で急にノイズが増えていくのもいただけません。元々ネット放送音源なので、ビットレートの関係上多少シャリシャリした音質になってしまうのは致し方ない事なのですが、ノイズが乗ってしまっているのは非常にもったいないです。



とまぁ、このように音質の欠点が多少見受けられるブートですが、そもそもこの「兄弟愛ツアー」はほとんどブート化されていないので、音源があるだけでも良しとしましょう。それに基本的には十分聴ける音質です。そしてさらにフォローを入れるなら、このブートをリリースしたPolar Bearというレーベルは、プレスCDにも関わらず、全体的にどのタイトルも購入しやすい価格になっている事が多いので、お財布的にも買って損はしないと思いますよ。
ちなみに個人的なおすすめトラックはGas Panic!です。オフィシャルライブ盤「Familiar To Millions」に代表される2000年のライブと違って、この2001年のツアーでは後半のアレンジが変わっています。ゆったりとした中間部分からテンポが急に速くなってノエルのスライドバーのソロ?に突入していくアレンジがGoodです。

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