2011年11月28日月曜日

「Nasty Music」

今日は前回に引き続き、ストーンズのブートに関して。

ご存知ストーンズは、今年でキャリアが50年と言うこともあり、彼らのブートレグは相当な数があります。VGPというストーンズのブートを作っていた老舗メーカー(現在休止中)などは、なんと現在までに378タイトルを発売したそうです!

そんなブート事情を持つバンドでもあるために、ストーンズのブートに手を出してみよう!と最初に思い立っても、どれから聞けば良いか分からなくなることが多いと思います。

そんな中、アナログの時代から数あるストーンズブートの中でも定番中の定番とされている有名なタイトルがあります。それが今回ご紹介する「Nasty Music」というブートです。




収録内容的には単一公演ではなく、72~73年の公演を組み合わせて出来ています。メインとなっているのは、1973年のブリュッセル公演で、そこに同年のロンドン公演、更には72年のMSG公演を組み合わせています。そのため、MSG公演が特に顕著なのですが、通して聞くと違和感を少し覚えますwww((MSG公演は、PA卓直結のSBD音源のため、音質はいいのですが、オーディエンスの歓声がほとんどミックスされていないのです)
とはいえ、メインのブリュッセル公演とロンドン公演は、King Biscuit Flower Hourというアメリカのラジオ番組が放送した高音質SBD音源ですので、元々つなぎ目も不自然に感じないよう編集されています。


この時期は、ストーンズ全盛期を支えたギタリスト、ミック・テイラーの最後の方に当たり(彼はツアー後に脱退)、彼の神ギタープレイを高音質で聴けるとあって、本当にたまりませんねww
彼は69年〜74年の間ストーンズに在籍していましたが、オフィシャルで映像化されているのは69年の演奏で、まだ彼の本領発揮とは行かない感じです。やはり、彼の実力は、70年以降でしょう!彼のソロが前面に押し出されていて、Midnight Ramblerなんて12分ですよ!www


ちなみに、この中のブリュッセル公演ですが、つい一週間ほど前に、オフィシャルでWEB限定の音源配信が遂に解禁されたようです。評判も相当いいようなので、クレジットカードをお持ちの方は、購入してみるのをお勧めします!(mp3で7ドル、FLACで9ドルという破格の安さだそうです)


とまぁ、いろいろ書きましたが「Nasty Music」、本当に良いタイトルですので、ブート店で見つけたら即カゴに入れることをおすすめします。あまりにも有名なタイトルですので、様々な業者が何回も再発しているくらいですから入手は比較的容易と思われます。リマスターがされてノイズがなくなったりと、最近の「Nasty Music」は進化しているようですしwww

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