oasisブートに関して長い間更新をしていませんでした。すみません・・・w
なので、今回は久々にoasisブートをご紹介!
「Noel Gets To The Point -Complete- (Definitive Edition)」 3CD+4CD-R 録音:Disc1~Disc2-5:AUD/B+, Disc2-6~Disc3-9:SBD/A+, Disc3-10~11:SBD/S, Disc4~Disc5:AUD/C+, Disc6~7:SBD/A
いやぁ、改めてすんごいボリュームです。このブートは、1997年の12/3からアイルランドはダブリンで3日間連続で行われたライブを収録したものです。このライブは、初日の公演を終えた後にリアムにドクターストップがかかったため、残りの2日間をノエルボーカルで臨まなければならなくなったというレアなライブです。長い間このライブ(特に最終日)を収録したブートが廃盤状態だったため、入手が困難だったのですが、betrayer deluxeというoasis専門の新興ブートレーベルが初日と2日目もセットにした改訂版をリリースしてくれたことで入手が容易になりました。
まず、DIsc1からDisc2の5曲目までは2日目の公演をオーディエンス録音で収録してあります。音質はちょっと荒めで、良好な録音まではいかないものの、まずまず鑑賞には耐えうるレベルです。この日は全曲ノエルがボーカルを務めなければならないというプレッシャーからか、ライブ序盤でノエルが緊張しているのが分かります。演奏が固いですw
とはいえ、Stay Youngをノエルボーカルで聴けるなど、かなりレアな音源ですね。ノエルボーカルでこの曲をやったのは、この日だけかと。
続いて、Disc2の6曲目からDisc3の9曲目にかけては、既発で激レアブートと化していた「Noel Gets To The Point」に収録された最終日をサウンドボード音源で収録。モノラル気味の音源ながら、かなりの高音質です。音質もほんの少しだけ既発よりもアップしている気がします。そして慣れてきた為か、ノエルも終始ご機嫌です。
オーディエンスの盛り上がりがこれまた最高で、Stand By Me, D'You Know What I Mean?, Whatever, Don't Go Awayのアコースティックアレンジでは大合唱を聴く事が出来ます。ノエルも所々でオーディエンスに歌を完全に任せて自分は演奏に徹するなどしていて、素晴らしい雰囲気です。
そしてなにより貴重なのは、My Big MouthとThe Girl In The Dirty Shirtの2曲!特に後者はノエルボーカルはおろか、ライブで演奏されたのはこの日だけという激レアな音源です!ラスト2曲のLive ForeverとWonderwallのみ、別ソースのサウンドボード音源から。それまでよりほんの少し音質は落ちますが、その代わりステレオ感は増している音源で、聴きやすいですよ。
Disc3の9曲目と10曲目には、ドイツのラジオ局で行ったノエルのアコースティックライブを2曲収録。どちらも超がつくほどの高音質サウンドボード音源なので問題なしです。特にこの日のD'You Know What I Mean?は初ブート化だそうです。
そして、初回限定のボーナスディスクですが、まずDisc4とDisc5には、唯一リアムが出演できた初日のライブをオーディエンス録音で収録してあります。お世辞にも音質は良いとは言えないですね。あくまで「記録」として聴いた方がいいかと思います。鑑賞向きではないですね・・・。とはいえ、リアムのボーカルを聴く限り、そこまで喉の調子が悪い訳ではなさそうです。なんでだろうね・・・?笑
ボーナスディスクのDIsc6とDisc7には最終日のライブを別ソースのサウンドボード音源で収録してあります。本編でラスト2曲の補填に使われたのと同ソースです。ラジオ番組で放送された音源をそのまま収録してあり、曲間のDJのトークやジングルもカットせずにそのまま入ってます。
全編ノエルボーカル(今までリアムがライブ中にステージを降りて、途中からノエルボーカルというのはありましたがw)で、さらに激レア曲をいくつも聴けるとあって、このブートは本当に貴重と言えます。お店で見つけたら購入の最優先候補の一つに入れるべき。名盤ブートの一つです!
長いので、3日間のセトリはこちらから↓
初日
2日目
最終日
人生は波乱なり。日々をRockに捧げるとある男のブログです。 Oasisのブートを中心にレビューしていきます。右のカテゴリーから、ブートに収録されているライブの年号や他のアーティストを選んでください。
2012年8月18日土曜日
2012年8月16日木曜日
Supernova
はい、夏休みも佳境に入って参りました。自分は先日西新宿に友人と赴きまして、探し求めていたブツをようやくゲットする事が出来ました。今回はそれをご紹介。
「Supernova」 2DVD 画質・音質:DIsc1/A+, Disc2/S
ようやく手に入れる事が出来ました〜!ストーンズ現在最後の来日となっている2006年来日ツアーより、4/2のさいたまスーパーアリーナ公演をプロショットで収録したDVDブートです。これは、過去に一度だけWOWWOWが放送したものが元になっており、画質・音質共に完璧な状態です。2007年の春頃、BFで発売されたようですが、ずーっと売り切れ状態が続いており、廃盤となっていました。しかし、今年の4/2に伝説の1975年ロサンゼルス公演がオフィシャル配信されたことを記念して(と店のポップには書いてありましたw)、BFが再発してくれましたー。ありがたや!!!(たまたま公演の日付が一緒だったんですねw)
しかも再発に当たって、当時5800円だったこのタイトルがなんと1800円に値段が改定されていました。いやぁ、BFに感謝感謝。このHalcyonというレーベル独特のジャケ(キラキラ光るホログラム仕様)も発売当時と同じですね。にしても見づらいジャケです・・・w
本編のライブの内容はいうまでもなく良いですね。メンバーもリラックスした様子で楽しそうに演奏しています。年を感じさせないプレイが素晴らしいです。代表曲はもちろんなんですが、Miss Youとか最高じゃあないですか!ミックの日本語MCも調子良さげww
そして気になるのは、「なんで2枚組なの?」ってこと。実は1枚目はプレ放送バージョン。おそらく関係者からの流出でしょう。2枚目の放送バージョンとさしたる違いはないのですが、いくつか違いを挙げておくと、
①画面の上にタイムコードが表示されている。
②画質・音質共にDisc 2よりも少しだけ荒い。
③各楽器の音のミックスがDisc 2の本編と異なる。
こんな感じでしょうか。まぁ、これだけだったらたいして魅力がないように思えるんですが、重要なのはそのライブが始まる前!この一枚目、最初のチャプターにメンバーが会場に到着した時の映像を収めてあるのですが、これがプロの機材を使用したかなりの高画質。さいたまスーパーアリーナの地下駐車場みたいなところで撮影されているのですが、ストーンズのメンバーがカメラに向かって挨拶してくれたりとかなりフレンドリー。警備の方々もいる中でこのような機材を回しているのですから、これも関係者が撮影したものが流出したのでしょう。ここまで来るとちょっと怖いレベルですねw
というわけで最高の画質・音質でストーンズの来日公演を楽しめるという素晴らしいアイテムです。どうやら放送されなかった曲もないようなので、ライブを完全収録してるという点も好感が持てますね。プレス2DVDで1800円!BFへ急げ!!(笑)
※追記:2006年の来日ツアーに関しては、以前こちらの記事でご紹介したように、東京ドーム公演も美麗プロショットでDVD化されています。これはさいたまスーパーアリーナ公演を収録するに先立って、この東京ドーム公演を機材チェックの為に録画したものが元になっています。これも関係者からの流出と言われています。そのため、オーディエンスの歓声がほとんどミックスされていません、たしかにこっちも高画質・高音質なのですが、臨場感が全くないので、もしどっちを買うか迷っている場合は、今回ご紹介したさいたまスーパーアリーナ公演の方をオススメしておきます(セトリもShe's So Coldの有無など一部違うものの、大体同じです)。まぁ、ブートの質の高さに反して安価なので、両方そろえるってのもファンならありでしょうけどねw(「Naked film」は1000円、「Supernova」は1800円です)。
「Supernova」 2DVD 画質・音質:DIsc1/A+, Disc2/S
ようやく手に入れる事が出来ました〜!ストーンズ現在最後の来日となっている2006年来日ツアーより、4/2のさいたまスーパーアリーナ公演をプロショットで収録したDVDブートです。これは、過去に一度だけWOWWOWが放送したものが元になっており、画質・音質共に完璧な状態です。2007年の春頃、BFで発売されたようですが、ずーっと売り切れ状態が続いており、廃盤となっていました。しかし、今年の4/2に伝説の1975年ロサンゼルス公演がオフィシャル配信されたことを記念して(と店のポップには書いてありましたw)、BFが再発してくれましたー。ありがたや!!!(たまたま公演の日付が一緒だったんですねw)
しかも再発に当たって、当時5800円だったこのタイトルがなんと1800円に値段が改定されていました。いやぁ、BFに感謝感謝。このHalcyonというレーベル独特のジャケ(キラキラ光るホログラム仕様)も発売当時と同じですね。にしても見づらいジャケです・・・w
本編のライブの内容はいうまでもなく良いですね。メンバーもリラックスした様子で楽しそうに演奏しています。年を感じさせないプレイが素晴らしいです。代表曲はもちろんなんですが、Miss Youとか最高じゃあないですか!ミックの日本語MCも調子良さげww
そして気になるのは、「なんで2枚組なの?」ってこと。実は1枚目はプレ放送バージョン。おそらく関係者からの流出でしょう。2枚目の放送バージョンとさしたる違いはないのですが、いくつか違いを挙げておくと、
①画面の上にタイムコードが表示されている。
②画質・音質共にDisc 2よりも少しだけ荒い。
③各楽器の音のミックスがDisc 2の本編と異なる。
こんな感じでしょうか。まぁ、これだけだったらたいして魅力がないように思えるんですが、重要なのはそのライブが始まる前!この一枚目、最初のチャプターにメンバーが会場に到着した時の映像を収めてあるのですが、これがプロの機材を使用したかなりの高画質。さいたまスーパーアリーナの地下駐車場みたいなところで撮影されているのですが、ストーンズのメンバーがカメラに向かって挨拶してくれたりとかなりフレンドリー。警備の方々もいる中でこのような機材を回しているのですから、これも関係者が撮影したものが流出したのでしょう。ここまで来るとちょっと怖いレベルですねw
というわけで最高の画質・音質でストーンズの来日公演を楽しめるという素晴らしいアイテムです。どうやら放送されなかった曲もないようなので、ライブを完全収録してるという点も好感が持てますね。プレス2DVDで1800円!BFへ急げ!!(笑)
※追記:2006年の来日ツアーに関しては、以前こちらの記事でご紹介したように、東京ドーム公演も美麗プロショットでDVD化されています。これはさいたまスーパーアリーナ公演を収録するに先立って、この東京ドーム公演を機材チェックの為に録画したものが元になっています。これも関係者からの流出と言われています。そのため、オーディエンスの歓声がほとんどミックスされていません、たしかにこっちも高画質・高音質なのですが、臨場感が全くないので、もしどっちを買うか迷っている場合は、今回ご紹介したさいたまスーパーアリーナ公演の方をオススメしておきます(セトリもShe's So Coldの有無など一部違うものの、大体同じです)。まぁ、ブートの質の高さに反して安価なので、両方そろえるってのもファンならありでしょうけどねw(「Naked film」は1000円、「Supernova」は1800円です)。
2012年8月13日月曜日
長浜特製ラーメン850円@六角堂町田店
昼は豚骨ラーメンが食いたいなぁと思い、このお店へ。今まで何回か足を運んだことはあるのですが、立地があんまりよくないせいか、お客さんの数はまばらなことが多いです。
美味しいだけに頑張って欲しい……。
そんなわけで今日頼んだのは1日25食限定の長浜特製ラーメン!
さらにこの店の売りなのですが、博多系豚骨ラーメンの特徴である「替え玉」がなんと2玉まで無料!これは腹ペコ学生には嬉しいサービスです!(^-^)/
店の目の前には大勝軒、さらに町田では有名な家系ラーメンの町田家が隣にあったりとライバル店が多い地区にあるラーメン屋さんですが、おすすめですよー。
2012年8月6日月曜日
In The Flesh
ほい!Roger WatersのアルバムBOX解説もついに第4弾まで来ました。今回は、そのBOXに収録されている「In The Flesh」というライブCD(DVD)をご紹介!!
「In The Flesh」 2CD(同名作品でDVDもあります)
Disc 1
1, In The Flesh
2, The Happiest Days Of Our Lives
3, Another Brick In The Wall (Part II)
4, Mother
5, Get Your Filthy Hands Off My Desert
6, Southampton Dock
7, Pigs On The Wing, Part I
8, Dogs
9, Welcome To The Machine
10, Wish You Were Here
11, Shine On You Crazy Diamond
12, Set The Controls For The Heart Of The Sun
Disc 2
1, Breathe (In The Air)
2, Time
3, Money
4, The Pros And Cons Of Hitch Hiking Part 11 (Aka 5:06 AM - Every Stranger's Eyes)
5, Perfect Sense (Part I And II)
6, The Bravery Of Being Out Of Range
7, It's A Miracle
8, Amused To Death
9, Brain Damage
10, Eclipse
11, Comfortably Numb
12, Each Small Candle
以前、この記事でご紹介したように、ロジャーは「Radio K.A.O.S.」と「死滅遊戯」における連続セールス失敗のショックから、ツアーに出る事をためらっていましたが、1999年、突如ツアーに出る事を発表します。今作はその「In The Flesh」と名付けられたツアーから、2000年6月27日、オレゴン州はポートランドでのライブを収録したものです。
まず目を引くのがそのセットリスト!ソロアルバムの曲はもちろん、Pink Floydの曲が目白押しです。全24曲で2時間半はあるお腹いっぱいのセットリストですね。しかも取り上げているフロイドの曲が、有名曲はもちろんのこと、マイナー曲までまんべんなくやってくれているのです!デヴィッド・ギルモアのソロライブだと、彼は有名曲しかやりませんから、これは貴重です。「Final Cut」の曲をプレイするのはロジャーだけでしょうし、「太陽賛歌」や「Welcome To The Machine」、「Dogs」などがプレイされているのもポイント高し!
そして、ギルモアのライブとよく対比されるのがその演奏レベルですが、このライブ盤では、そこもギルモアに負けていないと思います。ギターにはフロイド時代からおなじみのスノーウィ・ホワイト、クラプトンのツアーにも参加している凄腕イケメンギタリストのドイル・ブラムホール2世、さらにはあの名人アンディ・フェアウェザー・ロウがギターとベース両方で参加しています。「Comfortably Numb」では、後半の長いギターソロで、スノーウィー・ホワイトとドイルの壮絶なギターソロバトルが楽しめます。ギルモアはここを一人で全部弾いちゃう訳ですが、2人で弾き分けるというロジャー版のアレンジも悪くないですよ!
ソロアルバムの曲もセトリの所々に良いタイミングで入ってます。3人組の女性コーラス隊がいい味出してますよ〜。やっぱロジャーのライブにコーラス隊は必須ですな。総勢10人での演奏は、サウンドも豪華。
個人的に不満はほとんどないのですが、強いて言えば、ロジャー・ウォーターズにしてはステージのバックスクリーンに映す映像がかなりシンプルでちょっと見ずらいことことですかね。フロイド時代やこの後のソロツアーにおける視覚効果の凄さを考えるとちょっとシンプルかも・・・。とはいえ、そのぶん演奏に集中できるという点は良いのかもしれません。
ギルモアのとは違う「もうひとつのフロイド」を堪能出来るという意味でも良いですし、純粋に「ロジャー・ウォーターズ」個人としても非常に充実してるライブ作品と言えるでしょう。オススメ!
最後にこのライブでの「Another Brick In The Wall (Part II)」を貼っておきます。良い演奏ですよ^^
「In The Flesh」 2CD(同名作品でDVDもあります)
Disc 1
1, In The Flesh
2, The Happiest Days Of Our Lives
3, Another Brick In The Wall (Part II)
4, Mother
5, Get Your Filthy Hands Off My Desert
6, Southampton Dock
7, Pigs On The Wing, Part I
8, Dogs
9, Welcome To The Machine
10, Wish You Were Here
11, Shine On You Crazy Diamond
12, Set The Controls For The Heart Of The Sun
Disc 2
1, Breathe (In The Air)
2, Time
3, Money
4, The Pros And Cons Of Hitch Hiking Part 11 (Aka 5:06 AM - Every Stranger's Eyes)
5, Perfect Sense (Part I And II)
6, The Bravery Of Being Out Of Range
7, It's A Miracle
8, Amused To Death
9, Brain Damage
10, Eclipse
11, Comfortably Numb
12, Each Small Candle
以前、この記事でご紹介したように、ロジャーは「Radio K.A.O.S.」と「死滅遊戯」における連続セールス失敗のショックから、ツアーに出る事をためらっていましたが、1999年、突如ツアーに出る事を発表します。今作はその「In The Flesh」と名付けられたツアーから、2000年6月27日、オレゴン州はポートランドでのライブを収録したものです。
まず目を引くのがそのセットリスト!ソロアルバムの曲はもちろん、Pink Floydの曲が目白押しです。全24曲で2時間半はあるお腹いっぱいのセットリストですね。しかも取り上げているフロイドの曲が、有名曲はもちろんのこと、マイナー曲までまんべんなくやってくれているのです!デヴィッド・ギルモアのソロライブだと、彼は有名曲しかやりませんから、これは貴重です。「Final Cut」の曲をプレイするのはロジャーだけでしょうし、「太陽賛歌」や「Welcome To The Machine」、「Dogs」などがプレイされているのもポイント高し!
そして、ギルモアのライブとよく対比されるのがその演奏レベルですが、このライブ盤では、そこもギルモアに負けていないと思います。ギターにはフロイド時代からおなじみのスノーウィ・ホワイト、クラプトンのツアーにも参加している凄腕イケメンギタリストのドイル・ブラムホール2世、さらにはあの名人アンディ・フェアウェザー・ロウがギターとベース両方で参加しています。「Comfortably Numb」では、後半の長いギターソロで、スノーウィー・ホワイトとドイルの壮絶なギターソロバトルが楽しめます。ギルモアはここを一人で全部弾いちゃう訳ですが、2人で弾き分けるというロジャー版のアレンジも悪くないですよ!
ソロアルバムの曲もセトリの所々に良いタイミングで入ってます。3人組の女性コーラス隊がいい味出してますよ〜。やっぱロジャーのライブにコーラス隊は必須ですな。総勢10人での演奏は、サウンドも豪華。
個人的に不満はほとんどないのですが、強いて言えば、ロジャー・ウォーターズにしてはステージのバックスクリーンに映す映像がかなりシンプルでちょっと見ずらいことことですかね。フロイド時代やこの後のソロツアーにおける視覚効果の凄さを考えるとちょっとシンプルかも・・・。とはいえ、そのぶん演奏に集中できるという点は良いのかもしれません。
ギルモアのとは違う「もうひとつのフロイド」を堪能出来るという意味でも良いですし、純粋に「ロジャー・ウォーターズ」個人としても非常に充実してるライブ作品と言えるでしょう。オススメ!
最後にこのライブでの「Another Brick In The Wall (Part II)」を貼っておきます。良い演奏ですよ^^
2012年8月4日土曜日
Amused To Death
はい、てなわけでRoger Waters Album Collectionの解説どんどん行っちゃいます!今日は彼が1992年に発表したアルバム「Amused To Death」をご紹介!
「Amused To Death」(邦題:死滅遊戯) リリース:1992年
いんやぁ、すんごいタイトル・・・ww
Pink Floydというバンドもそうですが、デヴィッド・ギルモアのソロ作品も含めてなぜか厨二病みたいな邦題が多いような気がしますw
ただ、このロジャーのアルバムに関しては原題とそれほど離れていないので上手い訳し方だなぁと担当の方のセンスを感じますね!
アルバムの内容はというと、相も変わらずロジャー大先生のアルバムですからものすごく暗い内容です。テーマは『TVというメディアは、当時の天安門事件や湾岸戦争などに代表される多くの政治・社会問題をエンターテインメント化してしまった。人々はテレビを通じて戦争を「観戦」する。結局人々は遊び尽くして滅びるのだ。』というもので、テレビ(メディア)が社会にもたらした弊害と一般人のその姿勢をを痛烈に批判しています。このコンセプトはかなりの高評価を得たようで、「(フロイド時代の)The Wall以来の傑作」とも評されました。実際、ロジャー自身もかなり手応えを感じていたらしく、「このアルバムが200万枚売れたら世界ツアーを開始する」との声明を発表。
さらにこのアルバム、あのジェフ・ベックがギターで全面的に参加しております。これが超効いてる!アルバムの質を飛躍的に上げていますね。2曲目「What God Wants, Part I」などに代表される彼のギタープレイはさすがの一言です。不安げな曲調からハードロックな曲までロジャーの表現欲求に見事に応えている気がします。こうして見ると、「ヒッチハイクの賛否両論」におけるクラプトンの採用もそうですが、ロジャー・ウォーターズという人の人脈にはホント驚くばかりです。
と、まぁここまでは良い事ずくめのようなんですが・・・。
やはり、というべきかセールスが・・・。上にも書いたようにロジャー本人は200万枚ほど売れる事を期待していたのでしょうが、実際は1/4の50万枚ほどだったそうです。当然のごとく、ツアーはお預け。極めて質の高い(事実ロジャーが出したソロアルバムの中では一番クオリティ高いです)内容にも関わらず、ライブは行われませんでした。
とはいえ、フロイド脱退以降は、「あともう一押し欲しいなぁ」なんて思う曲が多かったりする中、このアルバムでついにそのモヤモヤが吹っ飛んだ印象を受けます。ジェフ・ベックやスティーブ・ルカサーの力を借りながらも、ロジャー・ウォーターズ節は健在。アルバム自体は暗いテーマながら、「俺たちの知ってるロジャー・ウォーターズが帰って来た!」と思わせてくれる点では、質実剛健なアルバムと言えるでしょうね。
1999年以降のライブで、ロジャーはフロイド時代の曲に混ぜて度々このアルバムの曲(Perfect Sense Part I And II, It's A Miracle, Amused To Deathなど)を披露していますが、歴代フロイド曲と肩を並べても見劣りがしないクオリティなのはさすがです。
もし、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムに興味がでてきたら、最初にオススメするのは、このアルバムですね。「死滅遊戯」もっと聴かれると嬉しいですw
このアルバムの代表曲、「What God Wants, Part I」のPVを貼っておきます。ジェフベックが良い仕事してます。動物がたくさん出てきますが、テレビメディアに釘付けになった人々の事を「まるで動物のようだ」と揶揄しているようです。
「Amused To Death」(邦題:死滅遊戯) リリース:1992年
いんやぁ、すんごいタイトル・・・ww
Pink Floydというバンドもそうですが、デヴィッド・ギルモアのソロ作品も含めてなぜか厨二病みたいな邦題が多いような気がしますw
ただ、このロジャーのアルバムに関しては原題とそれほど離れていないので上手い訳し方だなぁと担当の方のセンスを感じますね!
アルバムの内容はというと、相も変わらずロジャー大先生のアルバムですからものすごく暗い内容です。テーマは『TVというメディアは、当時の天安門事件や湾岸戦争などに代表される多くの政治・社会問題をエンターテインメント化してしまった。人々はテレビを通じて戦争を「観戦」する。結局人々は遊び尽くして滅びるのだ。』というもので、テレビ(メディア)が社会にもたらした弊害と一般人のその姿勢をを痛烈に批判しています。このコンセプトはかなりの高評価を得たようで、「(フロイド時代の)The Wall以来の傑作」とも評されました。実際、ロジャー自身もかなり手応えを感じていたらしく、「このアルバムが200万枚売れたら世界ツアーを開始する」との声明を発表。
さらにこのアルバム、あのジェフ・ベックがギターで全面的に参加しております。これが超効いてる!アルバムの質を飛躍的に上げていますね。2曲目「What God Wants, Part I」などに代表される彼のギタープレイはさすがの一言です。不安げな曲調からハードロックな曲までロジャーの表現欲求に見事に応えている気がします。こうして見ると、「ヒッチハイクの賛否両論」におけるクラプトンの採用もそうですが、ロジャー・ウォーターズという人の人脈にはホント驚くばかりです。
と、まぁここまでは良い事ずくめのようなんですが・・・。
やはり、というべきかセールスが・・・。上にも書いたようにロジャー本人は200万枚ほど売れる事を期待していたのでしょうが、実際は1/4の50万枚ほどだったそうです。当然のごとく、ツアーはお預け。極めて質の高い(事実ロジャーが出したソロアルバムの中では一番クオリティ高いです)内容にも関わらず、ライブは行われませんでした。
とはいえ、フロイド脱退以降は、「あともう一押し欲しいなぁ」なんて思う曲が多かったりする中、このアルバムでついにそのモヤモヤが吹っ飛んだ印象を受けます。ジェフ・ベックやスティーブ・ルカサーの力を借りながらも、ロジャー・ウォーターズ節は健在。アルバム自体は暗いテーマながら、「俺たちの知ってるロジャー・ウォーターズが帰って来た!」と思わせてくれる点では、質実剛健なアルバムと言えるでしょうね。
1999年以降のライブで、ロジャーはフロイド時代の曲に混ぜて度々このアルバムの曲(Perfect Sense Part I And II, It's A Miracle, Amused To Deathなど)を披露していますが、歴代フロイド曲と肩を並べても見劣りがしないクオリティなのはさすがです。
もし、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムに興味がでてきたら、最初にオススメするのは、このアルバムですね。「死滅遊戯」もっと聴かれると嬉しいですw
このアルバムの代表曲、「What God Wants, Part I」のPVを貼っておきます。ジェフベックが良い仕事してます。動物がたくさん出てきますが、テレビメディアに釘付けになった人々の事を「まるで動物のようだ」と揶揄しているようです。
2012年8月1日水曜日
Radio K.A.O.S.
ほい!今日は前日に引き続き、Roger WatersのAlbum Collection (BOX)に収録された作品の紹介をしていきます。今回はフロイド脱退後のソロ作品としては2作目にあたる「Radio K.A.O.S.」ですね。
・「Radio K.A.O.S.」 リリース:1987年
えー、突然ではありますが、まずこの作品を語る前に前作「ヒッチハイクの賛否両論(1984年)」以降の彼の活動を考えなければなりません。ロジャーは1986年に「When the Wind Blows(邦題:風が吹くとき)」という絵本をアニメ映画化する際に、そのサウンドトラックを担当しています。主題歌はDavid Bowieが手がけたようです。
そしてこのアニメ作品のストーリー自体がかなり深刻なものであり、「主人公は、イギリスの片田舎で静かな年金生活を送っている老夫婦のジムとヒルダ。しかし、世界情勢は日に日に悪化していき、ある日核戦争が勃発する。二人は政府が発行したパンフレットに従って、保存食を用意しシェルターを作るなどの準備を始める。そして突然、ラジオから3分後に核ミサイルが飛来すると告げられる。命からがらシェルターに逃げ込んだ2人はなんとか難を逃れるが、放射線が徐々に2人を蝕んでいく。政府からの救援が来ると信じてやまない彼らは、互いを励まし合いながらも次第に衰弱していく」というものです(Wikipediaより抜粋)。
こうして見てみると、フロイド在籍時代や前作「ヒッチハイクの賛否両論」で培われたコンセプトアルバムというお得意の形を土台に、「風が吹くとき」のサントラ製作の影響である政治批判というメッセージ性を上手く昇華して乗っけているのが分かります。自身の完全なソロ作品ではないですが。「風が吹くとき」の続編と捉える事も出来ない訳ではありません。
しかし、サウンドに関しては従来の彼の作品とは一線を画すものになっているのが特徴です。1曲目からシンセサイザーのデジタルシーケンスが飛び出します。これにはラジオ媒体という作品テーマと当時の音楽シーンの影響が如実に表れています。そのサウンドのせいか、ポップな曲もいくつかあり、おそらくというか確実にロジャーのソロ作品の中では唯一ポップな作品と言えるでしょうねwww
おっ!と思える良曲もいくつかあります。個人的には「Radio Waves」、「Who Needs Information」、「The Tide Is Turning (After Live Aid)」などがオススメです。
とはいえ、あまりに難解なテーマ(歌詞だけではリスナーが理解できないため、ロジャー本人がブックレットに作品の解説をつけたほど)や、サウンドとは対照的な暗く重い内容が災いしたのか、アルバムセールスは散々たる結果となりました。同時期にロジャー以外のメンバー(デヴィッド・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイスン)がPink Floydを再始動させてニューアルバム「鬱」をリリースし、その売り上げ対決が注目されていましたが、勝負にすらならないほど・・・。両者はライブツアーの観客動員数でも勝負しましたが、新生フロイドの圧勝に終わります。結果、これが相当にショックだったらしく、ロジャーは1999年までツアーに出る事を止めてしまいました。
うーん、たしかに身体障害を持った青年という設定はThe Whoの「Tommy」に通じるところがあるし、ストーリーが大味な気もしなくはないですが、サウンドだけ見たら、まぁ割ととっつきやすいほうだとは思うのですが・・・。曲のクオリティも決して悪くないと思うし、もう少し評価されても良いのでは・・・?
・「Radio K.A.O.S.」 リリース:1987年
えー、突然ではありますが、まずこの作品を語る前に前作「ヒッチハイクの賛否両論(1984年)」以降の彼の活動を考えなければなりません。ロジャーは1986年に「When the Wind Blows(邦題:風が吹くとき)」という絵本をアニメ映画化する際に、そのサウンドトラックを担当しています。主題歌はDavid Bowieが手がけたようです。
そしてこのアニメ作品のストーリー自体がかなり深刻なものであり、「主人公は、イギリスの片田舎で静かな年金生活を送っている老夫婦のジムとヒルダ。しかし、世界情勢は日に日に悪化していき、ある日核戦争が勃発する。二人は政府が発行したパンフレットに従って、保存食を用意しシェルターを作るなどの準備を始める。そして突然、ラジオから3分後に核ミサイルが飛来すると告げられる。命からがらシェルターに逃げ込んだ2人はなんとか難を逃れるが、放射線が徐々に2人を蝕んでいく。政府からの救援が来ると信じてやまない彼らは、互いを励まし合いながらも次第に衰弱していく」というものです(Wikipediaより抜粋)。
このアニメ作品における彼の音楽活動は、彼のソロアルバムに強く影響を与える事となりました。元々「Animals」以降のフロイドにおいて、政治的メッセージを作品に織り込むのがロジャー曲の特徴でしたが、これ以降はその傾向がますます強くなっていきます。
その結果作られた本作品「Radio K.A.O.S.」は、前作とは違って政治的主張の強いコンセプトアルバムとして完成しました。アルバムストーリーは、「身体的障害を生まれつき持った青年ビリーは、双子の兄に支えられて暮らしてきたが、ある日、兄が殺人事件で命を落としてしまう。悲しみに暮れるビリーは叔父のところへ預けられて生活する事になったが、そこで自分は世界中のラジオ電波と交信できるという超能力を持っている事に気づく。そして様々な電波と交信していくうちに、電波を利用して人々をコントロールしようと企む権力者の存在をも知ってしまう。ビリーは、「Radio K.A.O.S.」という名の架空のラジオ局が様々な革新的な試みを行っている事を知り、彼らにコンタクトをとって権力者の陰謀に立ち向かうのだった・・・」というかなりぶっ飛んだものであります。
こうして見てみると、フロイド在籍時代や前作「ヒッチハイクの賛否両論」で培われたコンセプトアルバムというお得意の形を土台に、「風が吹くとき」のサントラ製作の影響である政治批判というメッセージ性を上手く昇華して乗っけているのが分かります。自身の完全なソロ作品ではないですが。「風が吹くとき」の続編と捉える事も出来ない訳ではありません。
しかし、サウンドに関しては従来の彼の作品とは一線を画すものになっているのが特徴です。1曲目からシンセサイザーのデジタルシーケンスが飛び出します。これにはラジオ媒体という作品テーマと当時の音楽シーンの影響が如実に表れています。そのサウンドのせいか、ポップな曲もいくつかあり、おそらくというか確実にロジャーのソロ作品の中では唯一ポップな作品と言えるでしょうねwww
おっ!と思える良曲もいくつかあります。個人的には「Radio Waves」、「Who Needs Information」、「The Tide Is Turning (After Live Aid)」などがオススメです。
とはいえ、あまりに難解なテーマ(歌詞だけではリスナーが理解できないため、ロジャー本人がブックレットに作品の解説をつけたほど)や、サウンドとは対照的な暗く重い内容が災いしたのか、アルバムセールスは散々たる結果となりました。同時期にロジャー以外のメンバー(デヴィッド・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイスン)がPink Floydを再始動させてニューアルバム「鬱」をリリースし、その売り上げ対決が注目されていましたが、勝負にすらならないほど・・・。両者はライブツアーの観客動員数でも勝負しましたが、新生フロイドの圧勝に終わります。結果、これが相当にショックだったらしく、ロジャーは1999年までツアーに出る事を止めてしまいました。
うーん、たしかに身体障害を持った青年という設定はThe Whoの「Tommy」に通じるところがあるし、ストーリーが大味な気もしなくはないですが、サウンドだけ見たら、まぁ割ととっつきやすいほうだとは思うのですが・・・。曲のクオリティも決して悪くないと思うし、もう少し評価されても良いのでは・・・?
Roger Waters Album Collection : The Pros And Cons Of Hitch Hiking
本日は、最近購入したRoger WatersのアルバムBOXのレビュー何ぞをやってみたいと思います。このBOX自体は去年発売されたものなので、そこまで目新しいものでもありませんが、いかんせん収録されたブツたちのボリュームがものすごいので、結構ネタになりそうな感じです。
はい、まずこんな外観です。そしてこのボックスを開けると・・・?
こんな内容になってます。彼がPink Floyd脱退後にリリースした4枚のソロアルバムと2000年に行ったツアーを収録したライブCDとDVDが収録されています。全部で7CD+1DVDという大盤振る舞いです。そして、なにより気になるのはその価格!なんとこれだけ収録してあって3000円以下で購入できます!タワレコなどの大型CDショップで買おうとすると7000円くらいの値段がしたはずなので、amazonなどのネットショップを利用する事をおすすめします。実際、本国イギリスやアメリカでは日本円に換算して2000円〜3000円ほどで売られているようなので、amazonなどの方が正規の値段に近いってことですね。
では、収録アルバムを見ていきましょう。今回は写真の2段目中央に写っているアルバムからご紹介します(左上に写っているのはCDではなくBOXのブックレットなので関係ないです)。
・「The Pros And Cons Of Hitch Hiking」(邦題:ヒッチハイクの賛否両論) リリース:1984年
このアルバムは、ロジャー・ウォーターズがフロイドを脱退後、最初にリリースしたソロアルバムとして有名です(彼のソロアルバムの処女作自体はフロイド在籍時の1970年に発表した「肉体(ボディ)」という作品です)。録音にはあのエリック・クラプトンがギターで全面的に参加しており、アルバムでも随所に彼の味あるギターフレーズを聴く事が出来ます。特にアコギでそれが顕著ですね。スライドギターが生々しいです。
そんなアルバムですが、内容ははっきり言って結構暗いです。まぁ、ロジャー・ウォーターズはフロイド末期からその傾向が顕著でしたが、それをもっと暗くした感じです。このアルバムコンセプトは「精神を患った青年が午前4:30から5:11の間に見る夢を聴き手と同時進行に表現する」という難解なものであり、決して心地よい朝を迎えられそうな内容ではありません・・・。 実はこのアルバムには裏話があり、フロイド在籍時、「Animals」ツアーを終えて次のアルバム制作に取りかかった1979年、ロジャーは次回作のアルバムコンセプトとしてこの「ヒッチハイクの賛否両論」と「The Wall」二つの案をメンバーに提示しています。結果的に「The Wall」案の方が採用され、それは後期フロイド最大のヒット作としてロック史に名を残す事になりました。そんなある意味「ボツ案」を再び掘り起こして自分のソロアルバムとしてリリースした訳です。よっぽど本人が気に入っていたようですね。
サウンドはロジャーのソロアルバムにはおなじみですが、女性コーラス隊やSEを随所にちりばめながら、耳元でささやくようなロジャーの不気味なボーカルが響いてくる感じで、そこにクラプトンのギターを中心とした楽器隊が上手く乗っかっています。これはさすがといったところ。後にロジャーが出す別のソロアルバム「死滅遊戯」におけるジェフ・ベックの起用もそうですが、ロジャーは、名ギタリストの味を壊す事なく自分のアルバムコンセプトを忠実に再現させるのが上手いなぁと僕は感じます。やはりこれはフロイド時代にデヴィッド・ギルモアという名ギタリストと常に一緒にいた事も関係しているんでしょうかね?アルバム全体を包むどんよりとした雰囲気を上手くクラプトンのギターが手伝っています。そして同時にこれらの暗い曲達をなんとかギリギリメロディアスなものにしているのもクラプトンによるところが大きいです。ポップさははっきり言って皆無ですが、まぁ、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムにそんなものを求めている人もまずいないでしょう。
各曲のクオリティは、ロジャーのソロアルバムにありがちな「酷い駄曲も見当たらない代わりにこれといって抜きん出た良曲もないかなぁ」という感じです。というよりアルバム全体で見た時の構成力の高さが凄いという感じで、個々の楽曲ではそもそも勝負すらしていないような印象すら受けます。実際全部聴き終えてみると、アルバムの内容上、少々疲れは感じるのですが、映画を一本見終わったような充実感を感じますwww
フロイドの有名アルバムを一通り聴いて、メンバーのソロ活動にも興味がでてきたら、おすすめですね。特にコンセプトアルバムが好き!という方には、ロジャー・ウォーターズは決して外せないアーティストの一人と言えます。
はい、まずこんな外観です。そしてこのボックスを開けると・・・?
こんな内容になってます。彼がPink Floyd脱退後にリリースした4枚のソロアルバムと2000年に行ったツアーを収録したライブCDとDVDが収録されています。全部で7CD+1DVDという大盤振る舞いです。そして、なにより気になるのはその価格!なんとこれだけ収録してあって3000円以下で購入できます!タワレコなどの大型CDショップで買おうとすると7000円くらいの値段がしたはずなので、amazonなどのネットショップを利用する事をおすすめします。実際、本国イギリスやアメリカでは日本円に換算して2000円〜3000円ほどで売られているようなので、amazonなどの方が正規の値段に近いってことですね。
では、収録アルバムを見ていきましょう。今回は写真の2段目中央に写っているアルバムからご紹介します(左上に写っているのはCDではなくBOXのブックレットなので関係ないです)。
・「The Pros And Cons Of Hitch Hiking」(邦題:ヒッチハイクの賛否両論) リリース:1984年
このアルバムは、ロジャー・ウォーターズがフロイドを脱退後、最初にリリースしたソロアルバムとして有名です(彼のソロアルバムの処女作自体はフロイド在籍時の1970年に発表した「肉体(ボディ)」という作品です)。録音にはあのエリック・クラプトンがギターで全面的に参加しており、アルバムでも随所に彼の味あるギターフレーズを聴く事が出来ます。特にアコギでそれが顕著ですね。スライドギターが生々しいです。
そんなアルバムですが、内容ははっきり言って結構暗いです。まぁ、ロジャー・ウォーターズはフロイド末期からその傾向が顕著でしたが、それをもっと暗くした感じです。このアルバムコンセプトは「精神を患った青年が午前4:30から5:11の間に見る夢を聴き手と同時進行に表現する」という難解なものであり、決して心地よい朝を迎えられそうな内容ではありません・・・。 実はこのアルバムには裏話があり、フロイド在籍時、「Animals」ツアーを終えて次のアルバム制作に取りかかった1979年、ロジャーは次回作のアルバムコンセプトとしてこの「ヒッチハイクの賛否両論」と「The Wall」二つの案をメンバーに提示しています。結果的に「The Wall」案の方が採用され、それは後期フロイド最大のヒット作としてロック史に名を残す事になりました。そんなある意味「ボツ案」を再び掘り起こして自分のソロアルバムとしてリリースした訳です。よっぽど本人が気に入っていたようですね。
サウンドはロジャーのソロアルバムにはおなじみですが、女性コーラス隊やSEを随所にちりばめながら、耳元でささやくようなロジャーの不気味なボーカルが響いてくる感じで、そこにクラプトンのギターを中心とした楽器隊が上手く乗っかっています。これはさすがといったところ。後にロジャーが出す別のソロアルバム「死滅遊戯」におけるジェフ・ベックの起用もそうですが、ロジャーは、名ギタリストの味を壊す事なく自分のアルバムコンセプトを忠実に再現させるのが上手いなぁと僕は感じます。やはりこれはフロイド時代にデヴィッド・ギルモアという名ギタリストと常に一緒にいた事も関係しているんでしょうかね?アルバム全体を包むどんよりとした雰囲気を上手くクラプトンのギターが手伝っています。そして同時にこれらの暗い曲達をなんとかギリギリメロディアスなものにしているのもクラプトンによるところが大きいです。ポップさははっきり言って皆無ですが、まぁ、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムにそんなものを求めている人もまずいないでしょう。
各曲のクオリティは、ロジャーのソロアルバムにありがちな「酷い駄曲も見当たらない代わりにこれといって抜きん出た良曲もないかなぁ」という感じです。というよりアルバム全体で見た時の構成力の高さが凄いという感じで、個々の楽曲ではそもそも勝負すらしていないような印象すら受けます。実際全部聴き終えてみると、アルバムの内容上、少々疲れは感じるのですが、映画を一本見終わったような充実感を感じますwww
フロイドの有名アルバムを一通り聴いて、メンバーのソロ活動にも興味がでてきたら、おすすめですね。特にコンセプトアルバムが好き!という方には、ロジャー・ウォーターズは決して外せないアーティストの一人と言えます。
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