ほい!Roger WatersのアルバムBOX解説もついに第4弾まで来ました。今回は、そのBOXに収録されている「In The Flesh」というライブCD(DVD)をご紹介!!
「In The Flesh」 2CD(同名作品でDVDもあります)
Disc 1
1, In The Flesh
2, The Happiest Days Of Our Lives
3, Another Brick In The Wall (Part II)
4, Mother
5, Get Your Filthy Hands Off My Desert
6, Southampton Dock
7, Pigs On The Wing, Part I
8, Dogs
9, Welcome To The Machine
10, Wish You Were Here
11, Shine On You Crazy Diamond
12, Set The Controls For The Heart Of The Sun
Disc 2
1, Breathe (In The Air)
2, Time
3, Money
4, The Pros And Cons Of Hitch Hiking Part 11 (Aka 5:06 AM - Every Stranger's Eyes)
5, Perfect Sense (Part I And II)
6, The Bravery Of Being Out Of Range
7, It's A Miracle
8, Amused To Death
9, Brain Damage
10, Eclipse
11, Comfortably Numb
12, Each Small Candle
以前、この記事でご紹介したように、ロジャーは「Radio K.A.O.S.」と「死滅遊戯」における連続セールス失敗のショックから、ツアーに出る事をためらっていましたが、1999年、突如ツアーに出る事を発表します。今作はその「In The Flesh」と名付けられたツアーから、2000年6月27日、オレゴン州はポートランドでのライブを収録したものです。
まず目を引くのがそのセットリスト!ソロアルバムの曲はもちろん、Pink Floydの曲が目白押しです。全24曲で2時間半はあるお腹いっぱいのセットリストですね。しかも取り上げているフロイドの曲が、有名曲はもちろんのこと、マイナー曲までまんべんなくやってくれているのです!デヴィッド・ギルモアのソロライブだと、彼は有名曲しかやりませんから、これは貴重です。「Final Cut」の曲をプレイするのはロジャーだけでしょうし、「太陽賛歌」や「Welcome To The Machine」、「Dogs」などがプレイされているのもポイント高し!
そして、ギルモアのライブとよく対比されるのがその演奏レベルですが、このライブ盤では、そこもギルモアに負けていないと思います。ギターにはフロイド時代からおなじみのスノーウィ・ホワイト、クラプトンのツアーにも参加している凄腕イケメンギタリストのドイル・ブラムホール2世、さらにはあの名人アンディ・フェアウェザー・ロウがギターとベース両方で参加しています。「Comfortably Numb」では、後半の長いギターソロで、スノーウィー・ホワイトとドイルの壮絶なギターソロバトルが楽しめます。ギルモアはここを一人で全部弾いちゃう訳ですが、2人で弾き分けるというロジャー版のアレンジも悪くないですよ!
ソロアルバムの曲もセトリの所々に良いタイミングで入ってます。3人組の女性コーラス隊がいい味出してますよ〜。やっぱロジャーのライブにコーラス隊は必須ですな。総勢10人での演奏は、サウンドも豪華。
さらにこのアルバム、あのジェフ・ベックがギターで全面的に参加しております。これが超効いてる!アルバムの質を飛躍的に上げていますね。2曲目「What God Wants, Part I」などに代表される彼のギタープレイはさすがの一言です。不安げな曲調からハードロックな曲までロジャーの表現欲求に見事に応えている気がします。こうして見ると、「ヒッチハイクの賛否両論」におけるクラプトンの採用もそうですが、ロジャー・ウォーターズという人の人脈にはホント驚くばかりです。
とはいえ、フロイド脱退以降は、「あともう一押し欲しいなぁ」なんて思う曲が多かったりする中、このアルバムでついにそのモヤモヤが吹っ飛んだ印象を受けます。ジェフ・ベックやスティーブ・ルカサーの力を借りながらも、ロジャー・ウォーターズ節は健在。アルバム自体は暗いテーマながら、「俺たちの知ってるロジャー・ウォーターズが帰って来た!」と思わせてくれる点では、質実剛健なアルバムと言えるでしょうね。
1999年以降のライブで、ロジャーはフロイド時代の曲に混ぜて度々このアルバムの曲(Perfect Sense Part I And II, It's A Miracle, Amused To Deathなど)を披露していますが、歴代フロイド曲と肩を並べても見劣りがしないクオリティなのはさすがです。
えー、突然ではありますが、まずこの作品を語る前に前作「ヒッチハイクの賛否両論(1984年)」以降の彼の活動を考えなければなりません。ロジャーは1986年に「When the Wind Blows(邦題:風が吹くとき)」という絵本をアニメ映画化する際に、そのサウンドトラックを担当しています。主題歌はDavid Bowieが手がけたようです。
Disc 1
1, Be Here Now
2, Stay Young
3, Stand By Me
4, Supersonic
5, Some Might Say
6, Roll With It
7, D'You Know What I Mean?
8, Magic Pie
9, Don't Look Back In Anger
Disc 2
1,Wonderwall
2, Live Forever
3, (Its Getting) Better Man!!
4, Champagne Supernova
5, Fade In/Out
6, All Around The World
7, Acquiesce
1997年にリリースされた3rdアルバム「Be Here Now」に伴う世界ツアーは、9月8日のオスロ公演からスタートしましたが、今回ご紹介するブートは、9月23日の英国シェフィールド公演を収録したものでございます。
シェフィールド公演は2日間行われ、2日間とも音源がリリースされていますが、初日22日の方の音源の音質が悪い一方、23日の方の音源は非常にクリアで安定した音質で聴きやすいです。多くのoasisブートファンの間でも、この日の音源はBe Here Nowツアーにおける代表音源の一つとされています。低音から高音まで綺麗に録れています。観客の歓声もものすごいです。
パフォーマンスの方も文句ないです。ツアー序盤なので、リアムの声の調子も良いですし、テンションも高いです(リアム自身相当ノッていたのか、早くも5曲目の「Some Might Say」のアウトロでマイクを殴り倒してボコボコ蹴ってますw)。そして他のメンバーも、このツアー独特のかなり重厚なサウンドをバッチリ聴かせてくれます。やっぱりこの時期のネジが外れてぶっ飛んじゃってるようなテンションのoasisのライブは聴いていて本当にゾクゾクしますね(アホみたいな量の酒やドラッグのせいもあるのでしょうが)。本人達のノリが全く違います。この時期はブリットポップを通じてブリティッシュ・ロックの頂点に上り詰め、良い意味で彼らが調子に乗ってる時期ですし、2000年以降のoasisにはちょっと見られない雰囲気ですw
欠点を挙げるとすれば、まず一曲目の「Be Here Now」の2:20辺りから別音源に数秒間だけ切り替わります。これは、このブートの元になった別のブートでここの部分が欠落していた為で、新たに別の音源を補填して欠落を埋めています。補填した箇所はさすがに聴いていてすぐに分かりますが、つなぎ目は丁寧ですし、補填に使われた音源も音質良いので、聴いていてストレスを感じる事はないでしょう。
また、ほぼ全ての曲間に一瞬ですがカットがあります。これは録音者のマスターもそうなっていたのでしょうかね?真相は分かりませんが。
個人的なオススメトラックは、Stay Young, Roll With It, D'You Know What I Mean?, Champagne Supernova, Fade In/Out, Acquiesceですね。特にリアムのノリの高さが感じられます。