2013年4月27日土曜日

All Over Mainroad

ちまたでは、Beady Eye待望の2ndアルバム『BE』が6月に発売されることが決定し、サマソニで来日することもあって、oasis界隈は再び盛り上がりを見せてきていますね。リアムにとっては正念場。良いアルバムを残してほしいものです。というわけでoasisのブートでも行ってみましょう。


「All Over Mainroad」  2CD  録音:SBD/A−〜A

Disc 1
1, Hung In A Bad Place
2, Go Let It Out
3, Columbia
4, Morning Glory
5, Stop Crying Your Heart Out
6, Little By Little
7, Cigarettes & Alcohol
8, Live Forever
9, Better Man
10, She's Electric (Noel)
11, Born On A Different Cloud
12, Acquiesce
13, Force Of Nature
14, Don't Look Back In Anger

Disc 2
1, Some Might Say
2, My Generation
3, Hello
4, Hung In A Bad Place
5, Go Let It Out
6, Columbia
7, Morning Glory
8, Stop Crying Your Heart Out
9, Little By Little
10, Cigarettes & Alcohol
11, Live Forever
12, Acquiesce
13, Don't Look Back In Anger
14, My Generation


2002年の「Heathen Chemistry」ツアー冒頭のライブの模様を2つも、しかもSBD音源で楽しめるというお得な感じのブートです。Disc 1とDisc 2の最初の2曲がスイスのGurten Festival出演時の演奏で、Disc 2の残り12曲がアイルランドはベルファスト公演を収録したものになります。どちらもFMラジオ放送音源が元になっているようです。

では、まずはGurten Festivalの方から。収録曲を見てもらえれば分かるように、Fuckin' In The Bushes, Hello, The Hindu Timesのライブ冒頭3曲が未収録です。当時のリードシングルThe Hindu Timesが収録されていないのはチト痛いですかね。とはいえ、シンバル類の音がちょっと濁っているかなぁという印象は受けるものの、音質は良好なステレオSBD音源です。そしてこの日のバンドの調子ですが、リアムの声が良くないです。My Generationなんか途中から歌えてません。辛そうです。演奏はこの時期のものとしては普通でしょうかねぇ。このツアーの名盤ブートとしては、この後に伝説のフィンズベリーパーク公演やWitness Festival公演の音源が残っているので余計そう感じてしまいます。とはいえ、聴き所がない訳ではないです。個人的にはこの日のGo Let It Outが好きですね。曲ラストの“Go Let It Out, Go Let It In〜”と歌うところ、ノエルがコーラス頑張って入れてるんですねぇ。前のツアーでは聴けなかったので、この絡みは好きです。リアムがダメダメなぶん、ノエルの頑張りが聴けるライブと言えるでしょうね。She's Electricはこの世界ツアーからライブで初めて演奏されていると思いますし(ただしノエルボーカル)。

続いて、Disc 2の3曲目以降に収録されているベルファスト公演。少々モノラル気味のSBD音源です。音質自体は悪くはないですね。個人的にこのタイプのSBD音源は、音が荒いこともあったりしてあんまり好みではないのですが、演奏の質が先に紹介したGurten Festivalより良いので聴けてしまいます。リアムの声もGurten Festivalより出ています。テンションも高めです。しかし、またもやThe Hindu Timesが未収録。どうやらBBCが本公演のライブを抜粋で13曲ラジオで放送した際に、The Hindu Timesに音飛びが入ってしまったため、このブートでは割愛されているようです。音飛びあっても良いから入れてほしかったと思うかどうかは購入者次第ってところでしょうか。

というわけで演奏の質は圧倒的にベルファスト公演>Gurten Festivalですね。SBD音源の音質としては、よりステレオ感のあるGurten Festivalの方が良いですが。本記事の冒頭でも述べたように、2002年ツアーのうち、2つのライブの音源が気軽に聴けるのが最大のポイントでしょうか。そしてこのブートを作ったPolar Bearというレーベル、安価にプレスCDでリリースしてくれるのが親切ですね。Goodです!
とはいえ、他にも欠点があります。やっぱ、Gurten Festivalのライブが、たった2曲だけDisc 2にまたがってるのは中途半端な気がしなくもないです。そしてこのブート、ディスクのレーベル面の印刷が逆になっています。聴く分には問題ないですが、ご注意を!

とまぁ、悪い内容のブートでは決してないんですが、レーベル側のミスもあり、 大味な印象が強いブートですねぇ。入手は容易なので、名盤といわれるフィンズベリーパーク公演やWitness Festival公演の音源以外にも同ツアーに興味がある人はぜひ!!


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